歴史勉強方法 徹底検討 (第3回)学年別・やってはいけない社会の勉強法
― 同じ“社会”でも、学年が違えばNGも違う ―
社会は「暗記科目」と思われがちですが、
学年ごとに求められている力はまったく違います。
それにもかかわらず、
✔ 小学生のやり方を中学でも続ける
✔ 高校生になっても中学式で止まっている
このズレが、
「頑張っているのに点が伸びない」最大の原因です。
今回は、
学年別に“やってはいけない社会の勉強法”を整理します!
① 小学生(中学受験・基礎段階)でやってはいけないこと
❌ 用語を一問一答で丸暗記する
小学生社会で一番多い失敗は、
言葉だけを覚えて「意味」を理解していないこと。
たとえば
「鎌倉幕府=1192年」
「三権分立=立法・行政・司法」
言えるだけでは、
資料問題・理由説明で全く使えません。
👉 小学生で必要なのは
「何のための制度?」「誰が得をした?」という因果理解。
❌ ノートをきれいにまとめることが目的になる
色分け・図解は悪くありません。
ただし、
書いて満足
読み返さない
問題に戻らない
これは完全にNG。
👉 小学生社会では
資料を見て説明できるかが重要。
ノートは
「見て説明するための下書き」で十分です。
② 中学生(高校受験)でやってはいけないこと
❌ 一問一答だけで定期テストも入試も乗り切ろうとする
中学社会はここが分かれ道です。
高校入試では、
年号そのもの
用語そのもの
よりも、
👉 出来事の流れ・背景・影響
が問われます。
一問一答だけだと、
時代のつながりが見えない
地理と歴史が結びつかない
という状態になります。
❌ 教科書を最初から最後まで丸暗記
これは努力量のわりに、
最も点数に結びつかない方法です。
高校入試社会は、
よく出るテーマ
出ない細部
がはっきりしています。
👉 中学生でやるべきなのは
「頻出テーマを太く、周辺を細く」
全部同じ濃さで覚えるのはNGです。
③ 高校生(大学入試:日本史・世界史)でやってはいけないこと
❌ 用語暗記を先に終わらせようとする
大学入試社会で最も危険なのがこれ。
単語帳を回す
一問一答を潰す
流れは後回し
👉 順番が逆です。
大学入試では、
なぜその制度が生まれたか
何と何が対立していたか
その後どう変化したか
この「構造」がないと、
用語はすぐに崩れます。
❌ ノートまとめに時間をかけすぎる
高校生でのノート作りは、
思考整理用
間違えた原因の可視化用
であって、
完成品を作る作業ではありません。
👉 書く時間 > 考える時間
になっていたら要注意。
④ 共通してやってはいけないこと
学年に関係なくNGなのは、
❌ 「覚えた=使える」と思うこと
社会は、
説明できるか
図表から読み取れるか
他と比較できるか
ここまでできて初めて「定着」です。
おわりに
社会は、
学年が上がるほど「暗記量」は増えません。
代わりに、
関係性
因果
構造理解
が強く求められます。
「今の学年で、
やってはいけないことをやっていないか」
ここを見直すだけで、
社会の伸び方は大きく変わります。
次回は、
学年別・点数につながる“正しい順番”を具体的に整理します