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国語

読めている“つもり”から抜け出す 国語・読解力の正体 第8回 「記述問題で安定して得点するための考え方」

2026/4/13

「書いているのに点が安定しない」
「合っているはずなのに減点される」

記述問題で伸び悩む原因は、
読解力ではなく“書き方の設計”にあります。

記述はセンスではありません。
型を身につければ、安定して得点できる分野です。

今回は、
答案を安定させるための基本的な考え方を整理します。

① 「思いついたこと」を書いている

多くの人は、

  • 思ったことを書く

  • 分かったことを書く

という書き方をしています。

しかし記述問題は、
自由作文ではありません。

求められているのは、

設問に対する“適切な答え”です。

まず必要なのは、
書く前に整理することです。

② 「何を答えるか」が曖昧

記述問題で最も重要なのは、

問いに正しく答えること

です。

例えば、

  • 理由を聞かれているのか

  • 内容説明なのか

  • 心情なのか

ここを外すと、
どれだけ良いことを書いても点は入りません。

③ 本文の根拠を使っていない

よくある減点の原因が、
本文に基づいていない答案です。

  • 自分の解釈を書いてしまう

  • 一般論でまとめてしまう

これでは評価されません。

記述問題では、

本文中の内容を根拠として使うこと

が絶対条件です。

④ 安定して点が取れる答案の型

記述問題には、
基本となる型があります。

● 理由説明の場合

「〜だから。」

→ 原因や理由を明確にする

● 内容説明の場合

「〜ということ。」

→ 抽象化してまとめる

● 心情問題の場合

「〜と感じたから。」

→ 根拠と感情をセットで書く

このように、
設問のタイプごとに型を使い分けることが重要です。

⑤ 「要素」をそろえる意識

記述問題は、
必要な要素が入っているかで評価されます。

例えば理由問題なら、

  • きっかけ

  • 状況

  • 結果

といった要素が必要です。

これが一つでも欠けると、
減点されます。

⑥ 書く前に「設計する」

安定している人は、
いきなり書きません。

必ず、

  • 何を書くか

  • どの順番で書くか

を考えています。

これにより、

  • 書き漏れを防ぐ

  • 論理が整う

という効果があります。

⑦ 今日からできるトレーニング

① 解答を音読する

模範解答を声に出して読み、
文章の型を体に入れる

② 要素分解をする

解答を見て、

  • どの部分が理由か

  • どの部分が結論か

を確認する

③ 短くまとめる練習

まずは30〜50字でまとめることで、
必要な要素だけを残す力を鍛える

まとめ

記述問題で安定して得点するためには、

  • 設問に正しく答える

  • 本文の根拠を使う

  • 型に沿って書く

  • 要素をそろえる

ことが重要です。

記述は、
「読解」+「構成」で成り立っています。

書き方を整えることで、
得点は安定していきます。

次回予告

次回は、

「本文のどこを使えばいいか分からない理由」

―― 記述問題で迷わないための
“根拠の見つけ方”を具体的に解説します。

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