四谷大塚 組分けテスト対策|9月のコースアップは捨て問で決まる
四谷大塚の組分けテスト対策として、夏期講習のテキストを最初から全部やり直そうとしていませんか。9月の組分けでコースアップする子とそうでない子を分けているのは、勉強量ではありません。捨て問の判断です。
僕は四谷大塚で最上位クラスを担当し、予習シリーズの指導を専門としてきました。その経験から言うと、組分け前の2週間でやるべきことは、実はかなり少ない。
組分けテストは範囲が広すぎて、全部はできない
まず前提を確認します。組分けテストは範囲が広く、夏の総合回まで含めれば数ヶ月分の内容が対象になります。これを2週間で全部復習しようとすれば、1単元あたりにかけられる時間は数十分。当然、どれも中途半端になります。
そして残酷なことに、それでも机に向かった時間は長いので、ご家庭からは「頑張っている」ように見えます。時間は使った、テキストも開いた、なのに点数が動かない。組分け前によくある光景です。
範囲が広いテストほど、全部やろうとした側が負けます。
コースアップに必要な点数から逆算する
ここで発想を変えます。目標は「全範囲を理解すること」ではなく、「コースアップに必要な点数を取ること」です。
組分けテストの算数は、前半に計算と一行題、中盤に標準的な典型題、後半に応用題という構成が基本です。そしてコースの境目を決めているのは、後半の応用題ではありません。前半と中盤を、どれだけ速く正確に取り切ったかです。
SコースとCコースの境目にいる子が、後半の難問を1問粘って取るより、前半の計算ミスを2問減らす方が、はるかに確実で再現性があります。ところが多くのご家庭が、難しい問題の対策に時間を使ってしまう。順番が逆なのです。
組分けテスト前2週間の設計
具体的な設計を書きます。
1週目は、仕分けをします。夏期講習のテキストと予習シリーズの該当単元を開き、お子さんが自力で正解できた問題に印をつける。残った問題のうち、解説を読んで5分で理解できないものは、今回は捨てます。今の学力から遠すぎる問題に時間を使うのは、投資効率が悪すぎます。予習シリーズは螺旋型のカリキュラムなので、捨てた単元は必ずまた戻ってきます。
2週目は、残した問題だけを2周します。1周目は解き直し、2周目は解法を口で説明させるだけでいい。これは面積図、これは消去算、と言えれば身についています。手を動かす時間を節約して、その分を次に回します。
そして毎日、計算と一行題を10問。時間を測って、1問1分未満を目指す。組分け当日、最も効くのはこの処理速度です。
やってはいけない組分け対策
新しい問題集を買わないでください。組分け2週間前に新しい教材を始めて成績が上がった子を、僕は見たことがありません。手元にある、まだ解けていない問題。それが最高の教材です。
そして、過去の組分けテストの点数だけを見ないこと。前回何点だったかより、前回どのタイプの問題で落としたかを見てください。知識の穴か、処理速度か、読み違いか。この3つのどれかを問題番号の横に書くだけで、2週間で何をすべきかが決まります。
明日から親がすべき、非情な決断
夏期講習テキストの半分に、赤線を引いてください。今回はやらない、と宣言してください。
塾から配られた教材を親の判断で減らすのは勇気が要ります。ですが、全部に手を出して全部が中途半端になるより、半分を確実に自分のものにした方が、組分けの点数は上がります。中学受験は、限られた時間で必要な点数を超えるゲームです。
【関連する指導コース】
組分けテストに向けた教材の仕分けと2週間の設計は、マナリンクのプロフィールにある「【四谷大塚】週テスト・組分けテスト対策で上位クラスへ」というコースで、実際にお子様の答案とテキストを見ながら一緒に組み立てています。無料相談・無料体験もありますので、仕分けの基準だけ聞いてみたい方もお気軽にどうぞ。
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