中学受験の国語、記述を白紙で出すと確実に0点という現実

答案を分析していて、いつも同じことを思います。記述問題が白紙になっている生徒は、実力がないのではなく、戦略を知らないだけだと。
白紙は確実に0点、書けば部分点が残る
白紙の答案は、採点上どう転んでも0点です。一方で、何かを書いた答案は、たとえ完璧でなくても部分点が入る可能性があります。中学校の採点者も、できる限り加点したいという前提で採点するのが一般的で、意図に近いキーワードが一つでも入っていれば、そこに点を与えてくれることが多いのです。つまり、白紙にする時点で、確実に取れたはずの点を自分から放棄していることになります。
記述は満点を取りに行く問題ではなく、合格点を取りに行く問題です。合格ラインが50点の国語であれば、記述で満点を狙う必要はなく、部分点の積み重ねで十分に届きます。たとえば、22点だった答案でも、漢字の失点を取り戻し、記述で部分点を拾うだけで、40点台後半から50点台に乗せることは十分に可能です。
4択を2択に絞る、記述はキーワードを一つ入れる
戦略はシンプルです。まず、設問が聞いていることに、要求されているキーワードを一つでも入れて答える。全体を完璧にまとめられなくても構いません。次に、選択肢問題については、明らかに違う2つを消去し、残った2つから絞り込む。4択を2択にするだけで、正答率は理論上50%まで上がります。ゼロから運任せで選ぶのと、消去法で2択に絞ってから選ぶのとでは、期待値がまったく違います。
真面目な家庭ほど、記述の模範解答をそのまま覚えさせようとします。実に良質な養分です。模範解答を丸暗記しても、問題文が少し変われば通用しません。必要なのは、部分点を拾う技術であって、満点の解答例を暗記する努力ではありません。
記述を白紙にする生徒に共通するのは、間違えることへの恐れです。しかし、テストという場においては、間違いを恐れて何も書かないことこそが、最も点数を失う行動だという事実を、まず本人に理解させる必要があります。
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書けば点になる。書かなければ何も生まれない。この単純な事実を、今日から徹底してください。
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