個別指導を併用しても伸びない6年生は先生が多すぎる

集団塾に個別指導を併用し、さらにオンラインの家庭教師もつけた。それでも6年生の秋になって成績が伸びない。こういうご家庭に話を聞くと、たいてい勉強法そのものは間違っていません。どの先生も、基本を固めて過去問へ、とほぼ同じことを言っています。足りないのは、それを誰の責任でやり切らせるかです。
個別指導を併用しても伸びないのは、方法が悪いからではない
先生を増やす家庭の多くは、もっといい勉強法があるはずだと考えています。A先生のやり方、B先生のやり方、オンラインの先生のやり方。けれども中学受験の算数で、6年生の秋にやるべきことはもう決まっています。基本パターンを仕上げ、過去問で実戦を積む。どの先生に聞いても骨格は同じです。
方法は同じなのに成果が出ない。原因は、やり切る力を削ぐ構造にあります。
1. 子どもは解き方の違いに迷う
算数は、同じ問題でも先生によって解き方が違い、説明の仕方も違います。大人には些細な差でも、小学生にとってはどっちを使えばいいのかという迷いになります。迷っている子は、どの解き方もやり込めません。
2. 先生は誰も腹をくくらなくなる
うちはあなただけにお任せしています、と言われた先生と、ほかにも通っています、と言われた先生。気持ちの乗り方が同じになるはずがありません。複数の先生が関わると、どの先生も、ほかでも見てもらっているから、と一歩引きます。宿題の仕上がりに厳しく踏み込むのをためらい、自分はサブだと言い出す先生も出てきます。
やり切らせるには、ダメなものはダメと言い続ける大人が必要です。先生を増やすほど、その役を引き受ける人がいなくなっていきます。
窓口を一本化して、やり切る体制をつくる
算数のメインの先生を一人決め、この子の結果を背負ってほしいと正式にお願いする
教材の範囲、過去問の開始時期や順番はメインの先生に決めてもらい、ほかの先生はその方針に合わせる
厳しくしてよいか、配慮してほしい点は何かを家庭から具体的に伝え、毎回の確認テストで仕上がりを確かめてもらう
選ぶ基準は、教え方のうまさより、子どもがその先生に嘘をつけないかどうかです。先生が大好き、という言葉を僕はあまり信用していません。宿題をやらなくても怒られないから好き、という可能性があるからです。少し怖いくらいの先生のほうが、最後までやり切らせてくれます。
なお、6年生の秋から先生を丸ごと入れ替えるのはおすすめしません。新しい先生に替えるのは、新しい勉強法を探すのと同じ迷いです。いまの先生の中から一人を選び、権限を集めるほうが確実です。
明日、親がすべき非情な決断
やる気があって勉強している受験生は1割もいません。残りの9割は、習慣と、周りの大人の本気で動いています。その本気を一人の先生に集めるのが、親の仕事です。どこかを減らすのは心苦しいものですが、全員に少しずつ気を遣った結果、誰もやり切らせない体制ができあがるなら、それが一番の損です。
個別指導を併用しても伸びない原因は、勉強法ではなく、やり切らせる責任の所在があいまいなことです。算数を任せる先生を一人に絞りたい方は、僕のマナリンクのプロフィールにある「【お試し・算数】1ヶ月で失点の型を特定する診断コース」をご覧ください。無料相談で、いまの指導体制をどう整理するかから一緒に考えられます。
この先生のおすすめコース
- 算数の何から手をつけるべきか、判断がつかないご家庭
- 塾の解説が難解で、「わからない」とお子様が癇癪を起すご家庭
- まず現在地を正確に知りたい、と考えるご家庭
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
中学受験におすすめの指導コース
- マンスリーテストで思うように得点できなくてお悩みの生徒さん
- プラス30点を目標としている生徒さん
- わかりやすく丁寧に教えて欲しい生徒さん
- 記述問題を中心に、点数の取れる答案の作り方が分からない方
- 中学受験に向けて、国語の点数を上げたい方
- 進学塾で中学受験コースの指導経験がある、やさしい女性の先生に教わりたい方
- おっちょこちょいと言われる、時間内に解けるのにミスが多い、途中式が読めない、計算ミスが減らない・多い
- 計算ミスにも種類があります。生徒さんのミスタイプを確認し、それを補う授業をします。
- 理系×女性、優しい先生、怒らない、わかるまでつきあう、「解ける!よりわかる!」重視
- 理科や社会を苦手にしている方。
- 偏差値40台からの逆転合格を目指す方。
- 進学塾で理科と社会を受けていない方。
- 中学受験を検討中、または 受験の有無に関係なく学力の土台を作りたいご家庭
- 先取り学習をしているが、 理解できているかどうか不安を感じているご家庭
- 将来の 高校受験・大学受験を見据えて、算数(数学)を強みにしたいご家庭