【攻玉社】数学ⅠAへの早期突入。「Focus Gold」と「論理力」で新中3の壁を乗り切る戦略
こんにちは!数学講師のサコです。 今回は、近年カリキュラムの深化が目覚ましい、品川区の男子進学校・攻玉社中学校の数学対策についてお話しします。
新中学3年生の指導を通じて見えてきた、攻玉社の「今」のリアルな対策をお伝えします。
1. 中2の終わりに、すでに「数学ⅠA」の世界へ
攻玉社では、中学2年生の終わりには数学Ⅰの「2次関数」や数学Aの「集合と命題」といった高校内容が始まっています。 特筆すべきは、副教材として『Focus Gold(フォーカス・ゴールド)』が採用されている点です。学校側が「早い段階から大学受験レベルの難問に触れさせたい」という強い意志を持っている証拠と言えるでしょう。
2. 定期試験の傾向:難問よりも「基本」と「記述の厳密さ」
これだけ難しい問題集を配られていると身構えてしまいますが、定期試験の構成は比較的オーソドックスです。
基本の徹底: 教科書レベルの基本問題が確実に解ければ、6割(60点)以上は堅実に確保できる構成です。
記述の厳密さ: 絶対値の場合分けや証明問題など、論理構成を厳しくチェックされます。 計算が合っていても、記述が不十分だと容赦なく減点されるため、日頃から「根拠を書く訓練」が必要です。
3. 「論理の本質」を問うユニークな出題
単に数式を解かせるだけでなく、論理の構造を本当に理解しているかを問う問題が出されることがあります。
過去の出題例: 「二兎を追う者は一兎をも得ず」という格言の対偶を述べよ。
これは、公式の暗記ではなく、「命題・逆・裏・対偶」という論理構造の本質を問う、非常に素晴らしい問題です。
4. 最後に:Focus Goldの難問に溺れる前に
攻玉社の数学攻略に、近道はありません。 まずは『Focus Gold』の難問に手を出す前に、教科書レベルの基本問題を「完璧に、かつ論理的に説明できる」状態にすることを目指しましょう。
「解答の1行目、なぜこの式になるのか?」
「なぜこの場合分けが必要なのか?」
新学期、まずは自分の記述に「根拠」を持たせる練習から始めてみてください。答案用紙という名の診断書を通して、あなたの思考を「得点力」に変える伴走をさせていただきます。