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「AIってすごい」けど、揺り戻しは必ず来る。

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2025/4/7

ChatGPT、Midjourney、Suno、Claude、Gemini…

どれを見ても「すごいな、便利すぎるな」「これもう未来じゃん」と驚かされるばかり。


──たしかに、AIはすごい。でも、すごいものには“副作用”がある。


そして僕は今、このAIの進化と社会の熱狂の中に、

確実に「揺り戻しの予兆」を感じています。


この記事では、AIに浮かれすぎると見えなくなる5つの本質を、

ちょっと冷静に語ってみたいと思います。


①すごい技術ほど、必ず“反動”が起きる

産業革命しかり、インターネットしかり、SNSしかり。人類はすごい技術を手に入れるたびに、必ず使いすぎた代償を支払ってきました。


・便利さの代わりに、雇用を失い

・繋がりの代わりに、孤独が増え

・表現の自由の代わりに、炎上が加速した


AIも、きっと同じ道をたどる。

今は“すごい”の真っ只中。でも、過剰適応のあとには、必ず調整フェーズがやってくる。


②今のAIブームは“楽をしたい欲”に火をつけすぎてる

「AIに聞けば全部わかる」「文章も画像も勝手に作ってくれる」「考えなくていい時代になった」

…いやいやいや。それ、人間の脳を腐らせる最短ルートです。

人は本来、

・迷って

・悩んで

・試して

・失敗して

やっと血肉になるような学習の仕組みを持っています。

でも、AIが便利すぎることで、「失敗する権利」「考え抜く時間」を失っていく。

揺り戻しは、ここから来ます。


③“AI疲れ”という静かなカウンターが始まっている

実はすでに、一部の界隈ではこんな空気が広がってます。

「ChatGPTで作った文章って、全部同じに見える」

「Midjourney画像はもう飽きた」

「生成AIに感動しなくなった」

これって、テクノロジーに“慣れ”が起きてる証拠ですよね。

最初は感動。次に習慣。そして、違和感。

この流れは、SNSでもスマホでも経験してきたもの。

AIも、同じ軌道を走っているだけです。


④“AIに奪われる”のは、仕事じゃなくて“個性”かもしれない

AIで生成されたコンテンツは、

・上手い

・正確

・滑らか

・けど、なんか“誰でもいい”感じ


つまり、AIは“代替可能性の塊”なんです。

そこに埋もれていく人たちがこれから大量に出てくる。

逆に言えば、「その人にしか書けない文章」「その人にしかできない切り口」がますます価値を持つ時代がくる。

AIが出揃った“その次”こそ、本当の勝負です。


⑤揺り戻しの先には、“人間力”の逆襲が始まる

ここから先に起こるのは、きっとこういう流れ👇

AIコンテンツが大量生産されすぎる

みんな飽きる&疑い始める

“本物っぽい人間”に価値が戻る

AIより“考えてる人”が信頼される

つまり、AIの進化が、逆に“人間っぽさ”の価値を高めていくという未来です。

皮肉だけど、これがテクノロジーの歴史。

そしてたぶん、AI時代の最後に残るスキルは、「自分の頭で考えること」なんです。


まとめ:"考える人"だけがAIを武器にできる

AIは便利です。でも、その真価が発揮されるのは、「どんな問いを投げるか?」次第。

実際、同じAIを使っていても──


・雑に質問する人と、

・考えてプロンプトにひと工夫する人


では、返ってくるアウトプットの質がまるで違います。


AIを使うにも、“起点となる問い”が差を生む。


これはまさに、思考力そのもの。

だからこそ、AI時代にこそ問われるのは、

「問いを立てる力」であり、「問い続ける姿勢」なのだと思っています。


AIが進化すればするほど、“人間らしさ”が希少になる。

だから、考えることを手放さないで。試行錯誤の余白を、大切にして。

そして、AIという時代の波に「乗る」のではなく、「使い倒す側」に回っていこう。


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