中学の英語教科書が難しい! 「できる子」「できない子」の2極化が進んでいます。
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2024/1/30
2021年の教科書改訂で中学英語の教科書が難しくなったのをご存知でしょうか?
小学生で英語が教科化された結果です。
そのため、苦手教科になる前に対策を講じる必要があります!
◆中学1年生の最初から難化
保護者の皆様、1年生の第1章(Unit1、PROGRAM1)って I am~. You are~.くらいって思っていませんか?
教科書の出版社にもよりますが、第1章でbe動詞、一般動詞、助動詞canの疑問文、否定文まで学習します。(改定前では一般動詞はUnit3、助動詞はUnit10でした。)
◆覚えるべき英単語の数が増加
これまでの学習指導要領では、中学校で覚えるべき英単語数は約1200語でした。
しかし、新しい学習指導要領では、小学校で約600語、中学校で1600語~1800語、合計約2,400語に増えました。
しかも、小学校の英語では単語を書いたり覚えたりする学校は少ないです。
つまり…中学校で覚えるべき単語数が倍になりました。
そして、これも教科書の出版社により差はありますが、小学校の英語で学習した単語は中学の教科書では、すでに学習済みのものとして、新出単語として記載されていません。
◆中学校で最初に英語につまずく理由
小学校の英語は教科化されても「聞く」「話す」のコミュニケーション中心です。
英文法についてはほとんど学習していません。
それが、中学に入るとすぐに「読む」「書く」を中心とした英文法の学習が始まります。
単語の覚え方もわからず、英文法なんて聞いたこともない状態で、中学1年生の英語授業が始まります。
何の準備もしていないとすぐに英語が苦手教科になってしまうのは当然です。
そして、英語は積み上げの教科です。一度つまずくと立て直すのが大変です。
最初から苦手意識を持たないように、英語だけは入学前からしっかり準備をしておきましょう!
◆香川県で採択中の3社の教科書の比較
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