中2の夏休み。数学は「連立方程式」をわからないままにしない
中2の夏休み。数学は「連立方程式」をわからないままにしない
中学2年生の夏休み。
数学の勉強をしようと思っても、
「どこから復習すればいいかわからない」
というお子さんも多いのではないでしょうか。
1学期に習った内容の中で、私が特に確認しておきたいと思うものの一つが、連立方程式です。
「計算方法はなんとなく覚えている」
「テストのときはできたけれど、もう忘れてしまった」
そんな状態なら、夏休みはちょうどよい復習のタイミングです。
連立方程式って、そもそも何をしているの?
たとえば、
x+y=10
という式があったとします。
これだけでは、
x=1、y=9
x=2、y=8
x=3、y=7……
など、いろいろな組み合わせがあります。
ところが、もう一つ、
x-y=2
という条件が加わったらどうでしょう。
2つの条件を両方とも満たすxとyを探すことになります。
これが、連立方程式の基本的な考え方です。
ところが実際の学習では、
「加減法ではここを消す」
「代入法ではこれをこっちに入れる」
と、解き方の手順を覚えることだけに集中してしまうことがあります。
「xを消す」が目的になっていませんか?
連立方程式では、
「この式を2倍して……」
「上下を引いて……」
「xが消えて……」
という計算をします。
手順を覚えれば問題は解けます。
でも、
「そもそも、なぜxを消すの?」
と聞かれると、説明できない子もいます。
xとyという2つのわからないものがあるから、まず片方を消して、わからないものを1つにする。
そうすると、これまで習った方程式として解けるようになります。
この意味がわかると、ただの「謎の計算手順」だった連立方程式が少し見えやすくなります。
連立方程式が苦手でも、原因は別のところかもしれません
連立方程式で何度も間違える子を見ていると、実は連立方程式そのものが原因ではないことがあります。
たとえば、
正負の数で符号を間違える。
分数の計算が苦手。
中1で習った一次方程式があやふや。
こうした状態で連立方程式に進めば、当然、計算は複雑に感じます。
ですから私は、
「連立方程式ができないから、連立方程式をたくさん練習しよう」
とは限らないと考えています。
どこで間違えているのかを見て、
必要なら中1の方程式まで戻る。
さらに必要なら、小学校の分数まで戻る。
つまずいた場所まで戻って、そこからつなぎ直す。
数学では、この考え方がとても大切です。
2学期の数学にもつながっていきます
中学校の数学は、単元がバラバラに存在しているわけではありません。
これまで習った計算や方程式の考え方が、この先の学習にもつながっていきます。
だからこそ夏休みは、
「問題集を全部終わらせる」
だけではなく、
「1学期にわからなかったものを一つ減らす」
という使い方をしてほしいと思います。
「できない」ではなく「どこで止まっている?」
長く算数・数学を教えていると、同じ「連立方程式が苦手」という子でも、つまずいている場所は一人ひとり違うことを感じます。
計算なのか。
符号なのか。
方程式なのか。
それとも、連立方程式の意味そのものなのか。
大切なのは、
「この子は連立方程式ができない」
で終わらせず、
「どこまではできて、どこからわからなくなったのだろう?」
と探していくことです。
中2の夏休み。
連立方程式を全部完璧にしようと焦らなくても大丈夫です。
まず1問解いてみて、間違えたら、
「どこで間違えた?」
を探してみてください。
その一問が、2学期の数学を変えるきっかけになるかもしれません。
この先生のおすすめコース
- 授業のペースについていけない/手順を飛ばしてしまいミスが多い
- 知識はあるのに点数につながらない/文章題・関数・図形で固まる
- 緊張や不安で思考が止まる/家ではやる気が出ない/間違えると落ち込んで次に進めない
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
中学生の数学対策におすすめの指導コース
- 高校入試での加点に活用したい。
- 準2級を視野に入れている。
- 数学を得意にしたい。
- 中学数学の基礎は身についているけど、さらにレベルアップしたい方
- 友達と差をつけたい、定期テストで上位を狙いたい方
- 大学受験に備えて、今のうちに応用力を鍛えておきたい方
- 学校の数学の授業についていけないとお悩みの方
- 数学の勉強方法がわからない方
- 定期テストでの点数を上げたい方
- ・学習の遅れへの焦りや将来への不安を抱える生徒・自己肯定感が低い生徒・一人でコツコツできない生徒
- 基礎から徹底して学び直しをしたい生徒
- 何か動き出すきっかけをつくってほしい生徒・背中を押してほしい生徒
- 九九もうろ覚えで、中学校の授業は全く分からない方
- 学校の宿題は答えを見ながら書いている方
- 何から勉強を始めればよいのか分からない方