発達特性のある子が算数で止まるとき、能力以外に見てほしいこと
2026/10/7
「分からない」の原因は、計算力だけではありません
発達特性のあるお子さんの算数を見ていると、
「計算はできるのに文章題になると止まる」
「説明を聞いていると分かるのに、一人になるとできない」
「分かっているはずなのにミスが多い」
ということがあります。
こうした姿を見ると、
「もっと練習させないと」
と思いがちですが、原因が練習不足とは限りません。
算数ではいくつもの力を同時に使っています
たとえば文章題では、
文章を読む
大事な情報を見つける
場面をイメージする
どの計算を使うか考える
計算する
答えを書く
という複数の作業を行っています。
この中のどこか一つで負担が大きくなると、問題全体が難しく感じられます。
そのため、
「算数が苦手」
という一言だけでは、本当の困りごとは見えてきません。
図にすると分かる子もいます
文章だけでは分かりにくくても、
線分図
表
絵
数直線
色分け
などを使うと急に理解できる子もいます。
逆に、図が多すぎると混乱する子もいます。
大切なのは、
その子にとって理解しやすい形を探すこと
です。
「できない」ではなく「方法が合っていない」こともある
発達特性のあるお子さんの場合、
同じ問題を何十問解くより、
「どう見せれば分かりやすいか」
「どこまで情報を減らせば考えやすいか」
を工夫した方が伸びることがあります。
私は授業でも、
「何を間違えたか」
だけではなく、
「なぜそこで止まったのか」
を見るようにしています。
つまずき方が分かると、勉強は変えられます
算数が苦手だからといって、すぐに能力の問題と考える必要はありません。
読むことなのか。
覚えておくことなのか。
図にすることなのか。
順番を整理することなのか。
つまずいている場所が分かれば、教え方も学び方も変えることができます。
算数で困っているお子さんほど、問題数を増やす前に、
その子がどこで困っているのか
を一度丁寧に見てみてください。
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