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中学数学

【3分で読める】中学数学・関数「考えるのは2周目でいい」

2025/7/4

「動点Pって誰ですか?」関数につまずく瞬間

「先生、動点Pって誰ですか?どこから出てきたんですか……」

「たぶん、オレ一生関数わからん気がする。こいつのことキライになってきた」


中2で関数に入ったばかりの生徒の言葉です。

比例・反比例はなんとなく理解できていたけれど、一次関数では「傾き」「切片」「変化の割合」など慣れない用語が一気に出てきて、頭はいっぱい。

図にはスルスル動く点。問題文には「動点Pが12秒間移動したときの面積を求めよ」と書かれ、どこから手をつけてよいか分からなくなってしまうことも。


つまずきの理由は「真面目さ」かも?

こうした関数への苦手意識は、理解力や努力不足のせいではありません

むしろ「意味をわかってから解きたい」という真面目さが、かえって手を止めてしまうことがあります。


関数は、式・表・グラフ・文章題と形式が入り交じる単元です。視点を切り替えて考える必要があるため、最初から全体を理解するのは難しいものです。

それでも「まずはちゃんと理解してから」とこだわりすぎると、前に進めなくなります。


最初は「形」でOK。考えるのは2周目からでいい

関数は、最初から意味を理解しようとしなくても大丈夫です。

まずは式の形を覚える。表を作る。グラフを引いてみる。

意味がわからなくても、「やってみる」から始めていいのです。


  • 傾きがプラスなら右上がり、マイナスなら右下がり
  • 切片はグラフがy軸と交わる高さ
  • 一次関数の式は「y = ax + b」


基本のパターンを覚えるだけで、解ける問題は増えていきます。

考えるのは、2周目からでも十分。


「使っていたら、意味が見えてきた」

何問か問題演習を続けたある日、生徒がふとつぶやきました。

「これって……Pが1cm動いたら面積が3増えるってこと?傾きが3ってそういうこと?」

思わず「おっ、天才やん」と返しました。


最初は「なんか知らんけど合ってる」でも構いません。

同じような問題を繰り返すうちに「なぜ合っているか」が少しずつ見えてきます。

表から式へ、式からグラフへ。視点の行き来も自然にできるようになっていきます。


関数は、わかってから使うのではなく、使っていくうちにわかってくる教科です。


「わかろう」と思いつめるより、「やってみる」から

この夏、「わからないから止まる」のではなく、「とりあえず書いてみる」で進めてみませんか?


表を作り、式を当てはめ、グラフを引く。

それだけで、関数との距離はきっと縮まります。


苦手だった関数と、少しずつ仲直りができるかもしれません。

「一生わからん」から「ちょっと仲直りできそう」に。

そのきっかけは、「わかろう」ではなく「やってみよう」から始まります。

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