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【GMARCH攻略・短期集中シリーズ】英語⑧ 「時間を奪われる原因No.1」 ―― “迷う問題”をどう処理するか

2026/1/26

捨て問・保留・即決の判断基準【実戦整理】

「時間が足りなかった」
GMARCH英語で不合格だった受験生の多くが、
最後に口にする言葉です。

しかし実際は、
すべての問題に時間を奪われたわけではありません。

時間を削っている犯人は、
ほぼ例外なく――
「迷った問題」です。

今回は、
・どの問題で迷ってはいけないのか
・迷った瞬間にどう判断すべきか
を、実戦ベースで整理します。

① なぜ「迷う問題」が時間を奪うのか

迷う問題の厄介さは、

  • 解けそうに見える

  • 選択肢もどれもそれっぽい

  • 「ここ落としたらマズい気がする」

この3点がそろっていることです。

結果として、

  • 1問に2〜3分使う

  • それでも確信が持てない

  • 後半の確実な問題を落とす

という最悪の連鎖が起こります。

👉
時間不足の正体は、
「難問」ではなく
“判断を先延ばしにした中難度問題”です。

② 判断は3択しかない

―― 即決・保留・捨て問

GMARCH英語では、
問題に出会った瞬間の選択肢は3つだけです。

① 即決する問題

② 一度保留する問題

③ 捨てると決める問題

大切なのは、
「考えながら決める」のではなく
先に分類してから考えること
です。

③ 即決すべき問題の基準

次の条件に当てはまったら、
30〜40秒以内で即決します。

  • 根拠となる本文箇所がすぐ見つかる

  • 選択肢の言い換えが明確

  • 消去で2択まで一瞬で絞れる

内容一致・語句問題で、

「ここ、さっき読んだな」
と感じたものは即決対象です。

👉
即決問題は“精度”より“速度”重視。
ここで貯金を作ります。

④ 保留すべき問題の基準

次のような問題は、
深追い禁止で一旦保留です。

  • 選択肢がすべて抽象的

  • 本文全体の主張を問われている

  • 2択から先に進めない

重要なのは、
その場で悩み続けないこと。

・番号に印をつける
・選択肢を1つだけ消しておく

この2点だけやって、
次へ進む

👉
保留は「逃げ」ではなく
戦略的な後回しです。

⑤ 捨て問にすべき問題の見極め

以下に当てはまるものは、
迷わず捨て問候補です。

  • 構文が取れない

  • 知らない語が連続して出てくる

  • 設問の意図自体が不明

特に、

  • 難解な和訳問題

  • 細かすぎる語句説明

は、
GMARCHでは費用対効果が悪いことが多い。

👉
「捨てる=諦め」ではありません。
他で取るための決断です。

⑥ 実戦での時間配分モデル

例:長文1題(20分想定)

  • 即決問題:10〜12分

  • 保留問題:5分

  • 見直し or 捨て問処理:3〜5分

この配分ができると、

  • 後半で焦らない

  • 正答率が安定する

  • メンタルが崩れない

という好循環が生まれます。

⑦ 過去問演習での練習法

過去問では、
正解・不正解以上に
「分類」ができたか
を振り返ってください。

  • これは即決でよかった?

  • 保留にすべきだった?

  • 捨て問判断は正しかった?

点数が伸びる人ほど、
判断の精度が上がっていきます。

おわりに

GMARCH英語は、
「全部解ける人」が受かる試験ではありません。

  • 迷わない

  • 深追いしない

  • 判断を早くする

これだけで、
同じ読解力でも
結果は大きく変わります。

次回、シリーズ最終回。

GMARCH英語は、
特別な才能がある人の試験ではありません。

必要なのは、
「正しい順番」と
「迷わない判断」。

これまで積み上げてきた読み方を、
1つの“実戦ルーティン”に落とし込み、
本番で再現するための最終調整を行います。

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