算数

20%引きの計算で、算数の成績20%アップ!?

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2025/7/17

中学受験算数でも最重要単元と言えるのが「割合」なのですが、そんななかでも、苦手にしている生徒が多いのが、「定価の◎割引き」などの売買損益の問題です!


(問)1000円で仕入れた商品に3割の利益を見込んで定価をつけたが、売れなかったので、定価の2割引きで売った場合の利益はいくらか?


受験算数としては基本問題ですが、割合が苦手な生徒は、中学生でもこれが理解できていません。

そして、不正解でよく見られるのが、

1000円×(1+0.3ー0.2) = 1000円×1.1=1100円(売値)

1100円-1000円 = 100(利益)

としている解答ですbatsu

2割引きは、「定価の2割引き」なのに、上の1000円×(1+0.3ー0.2)の式では、「仕入値1000円の2割引き」の計算になってしまいます。

正解は、1000円×(1+0.3)=1300円(定価)

1300円×(1ー0.2)=1300円×0.8=1040円(売値)

1040円-1000円=40円(利益)となりますね。


ところで、上の計算にしても、割合という算数・数学の勉強といっても、日常生活でよく見る光景ですね!

「ゲームやお菓子が、2割引きとか30%オフとかで売ってあったら、

『お!安いから買おう!!』って、なるでしょ?

そのときに

『2割引きとか、30%オフだったら、オレの今持ってるお金で買えるかな? 

いくら安くなるかな?』 

とか計算しないか?」

などと、割引問題のときに尋ねますが、割合が苦手な生徒の答えは、Noが多いのです・・

というわけで、お母さま方も、お子さんと夕飯のおかずの買い物に行ったときに、

「もうすぐ、店員さんが20%引きのシールを貼るから、それまでちょっと待つのよ!( ̄▽ ̄)」

と、生活の知恵を教えるだけでなく、

「これが20%引きになったら、いくら? 計算してみて!」

と、日頃から計算させていれば、お子さんの算数の点数が20%アップになるかもしれませんね!(と同時に、お母様にも計算力が求められますが・・(;^_^A)

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