20%引きの計算で、算数の成績20%アップ!?
中学受験算数でも最重要単元と言えるのが「割合」なのですが、そんななかでも、苦手にしている生徒が多いのが、「定価の◎割引き」などの売買損益の問題です!
(問)1000円で仕入れた商品に3割の利益を見込んで定価をつけたが、売れなかったので、定価の2割引きで売った場合の利益はいくらか?
受験算数としては基本問題ですが、割合が苦手な生徒は、中学生でもこれが理解できていません。
そして、不正解でよく見られるのが、
1000円×(1+0.3ー0.2) = 1000円×1.1=1100円(売値)
1100円-1000円 = 100円(利益)
としている解答です
2割引きは、「定価の2割引き」なのに、上の1000円×(1+0.3ー0.2)の式では、「仕入値1000円の2割引き」の計算になってしまいます。
正解は、1000円×(1+0.3)=1300円(定価)
1300円×(1ー0.2)=1300円×0.8=1040円(売値)
1040円-1000円=40円(利益)となりますね。
ところで、上の計算にしても、割合という算数・数学の勉強といっても、日常生活でよく見る光景ですね!
「ゲームやお菓子が、2割引きとか30%オフとかで売ってあったら、
『お!安いから買おう!!』って、なるでしょ?
そのときに
『2割引きとか、30%オフだったら、オレの今持ってるお金で買えるかな?
いくら安くなるかな?』
とか計算しないか?」
などと、割引問題のときに尋ねますが、割合が苦手な生徒の答えは、Noが多いのです・・

というわけで、お母さま方も、お子さんと夕飯のおかずの買い物に行ったときに、
「もうすぐ、店員さんが20%引きのシールを貼るから、それまでちょっと待つのよ!( ̄▽ ̄)」
と、生活の知恵を教えるだけでなく、
「これが20%引きになったら、いくら? 計算してみて!」
と、日頃から計算させていれば、お子さんの算数の点数が20%アップになるかもしれませんね!(と同時に、お母様にも計算力が求められますが・・(;^_^A)