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算数

自分が書いた字だろう? 0と6を見間違うなよ・・

2025/7/18

算数・数学のテストの成績が上がらない大きな原因の一つは「計算ミス」ですね!><

計算ミスが多いのは、小学生だけでなく、もちろん、中学生にも高校生にも多いです・・


例えば、「5X=2」という方程式を解く場合、

「5XをX(=1X)にするには、どうすればいい?」

「両辺を5で割る!」

「そう! 左辺は、5X÷5=Xになって、右辺の2も5で割るね。 じゃあ、2÷5は?」

「5/2(2分の5)」

「逆!!(2/5 5分の2)」

上のように、割り算を分数に直す場面で、分子・分母を逆に書くミスを、小6の受験生だけでなく、中学生でもやらかす日にゃあ、父ちゃん、情けなくて、涙出てくらあ・・( ノД`)シクシク…

また、「1.23×10」「1.23÷100」などを筆算で解く小6生や中学生もたまにいます・・

小数点の移動という概念を忘れているのか・・


逆に、計算が得意なため、暗算で解こうとして、計算ミスが出たり、時間がかかりすぎる小学生などもいます。

上のような、10倍や100で割るなどは暗算でできて当たり前なのですが、ちょっと大きな数の計算は、足し算、引き算でもきちんと筆算で解いた方が、速いですし、正確ですからね!

日頃の勉強で暗算するなとは言いませんが、決められた時間内に、効率よく点数を稼がなければならないテストや入試では、スピードと正確性を重視して、きちんと筆算して欲しいと思います。


また、日頃から、式を書かなくてもよい問題でも式を書いたり、(1)の筆算の計算はどこに書いたか、(2)はどこに書いたか?など分かるようにして、問題を解くようにしましょう!

そうすれば、テストで見直しの時も、効率よく速くできますし、日頃の勉強でもどこで間違えたか分かりますからね。


しかし、算数・数学の成績が良くない生徒は、式を書かなかったり、筆算の計算式を空いたスペースにごちゃごちゃに書いたりして、後でどこに書いたか探すのに時間がかかったりします。

そして、そんな生徒に限って、筆算の列が曲がっていたり、数字が小さい、汚いなどで、計算ミスしていることが多いように思われます・・

自分が書いた字だろう? 0と6を見間違うなよ・・


また、計算ミスの失点を防げば、テストの成績がどれぐらい上がるかは、生徒によく言います。


「平均点より10点以上低いと言っても、大問1の計算問題でミスした3問があってれば、3点×3問で9点は、すぐ上がるよ!

それに、先生の説明聞いて、

「なんだ、この問題こんなに簡単だったんだ! テストのとき、ちゃんと解けばよかった・・ もったいなかったな・・」

って思った問題が、2,3問はあったでしょ? 

それもしっかり正解してたら、平均どころか、偏差値55ぐらいまではすぐ上がるんだよ!」


というアドバイスをした次のテストで、計算ミスが減って、標準的な問題をガッチリ取って、偏差値55ぐらいに上がった生徒も実際にいました!


また、1点を争う入試では、1問でも多く解かなければ、合格できないという焦りから、スピード重視で、難問も含め、全部解こうとする生徒も多いと思いますが、難関私立中・高入試は、6割~7割の得点率の勝負なので、3割ぐらいは解けない問題があってもいいのです!


それよりも、解けたと思った問題の見直しをしっかりやって、計算ミスを直したり、標準的な問題の取りこぼしをなくしましょう!


難問を解いた3点も、計算ミスを修正して命拾いした3点も、同じ3点には変わりないのですが、同じ3点でも、計算ミスの修正の方が速くて簡単ですからね!

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