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【情報I】「関係ある」=「原因」ではない。現役エンジニアが相関と因果を解説

2026/8/7

こんにちは!オンライン家庭教師のこばやしです。普段はフリーランスのITエンジニアとして働きながら、中高生に「情報I」「理系数学」「英語」を教えています。

情報Iの「データの活用」で、とても大切なのに見落とされがちなのが、「相関」と「因果」の違いです。グラフで2つのものが一緒に動いていると、つい「関係あり=これが原因だ」とうのみにしてしまう、という方も多いのではないでしょうか。

うのみにする原因は、「一緒に動く=原因」と思い込んでしまうことにあります。でも、相関は因果ではありません。ここを区別できるかどうかが、データに強い人と、ダマされる人の分かれ目です。

■ 相関 = 一緒に増減して見えること

まず「相関」とは、2つのものが「一緒に増えたり減ったりして見える」関係のことです。

グラフにすると、似たような動きをする。それだけの話です。「Aが増えるとBも増える」という傾向が見えたとき、そこには相関がある、と言います。でも、これはあくまで"見た目の関係"にすぎません。

■ 因果 = 片方がもう片方の原因であること

一方「因果」とは、「片方が、もう片方を引き起こしている」という関係です。「Aが原因で、Bが起きた」という、原因と結果のつながりですね。

ここが肝心です。相関があっても、因果があるとは限りません。一緒に動いて見えるからといって、片方がもう片方の原因だと決めつけるのは、大きな間違いなのです。

■ 第三の要因が潜む「偽相関」

有名な例を紹介します。「アイスクリームの売上」と「水の事故の件数」は、一緒に増える傾向があります。では、アイスを食べると事故が増えるのでしょうか?もちろん違いますよね。

実は、裏に「気温」という第三の要因が隠れています。暑くなると、アイスも売れるし、水遊びも増えて事故も増える。アイスと事故は、直接の原因・結果ではないのです。こうした見せかけの関係を「偽相関」と呼びます。

■ 現場でも、データ分析の大きな落とし穴

私たちがデータを分析して意思決定をするとき、この相関と因果の取り違えは、最も注意すべき落とし穴の一つです。

「この施策と売上に相関がある」からといって、その施策が売上を伸ばした原因とは限りません。ここを誤ると、効果のないことにお金や時間をかけてしまう。プロの現場でも、常に「これは本当に因果なのか?」と問い続けます。

■ 「本当に原因?」と問い直す力

この区別は、広告やニュース、SNSの情報にダマされないための、最重要の"考える力"の一つです。「関係がありそう」と見えたときに、「でも、本当に原因なの?」と一歩立ち止まれる。それだけで、情報に踊らされにくくなります。

私の授業では、身近な"偽相関"の例を出して、「本当に原因?」と問い直す習慣をつけてもらいます。

・「相関と因果が混同してしまう」という方

・「グラフをついうのみにしてしまう」という方

・「データを批判的に読めるようになりたい」という方

そんな方は、ぜひ一度体験授業にいらしてください。現役エンジニアと一緒に、データに踊らされない目を養いましょう!

【プロフィール】

こばやし|納得感を大切にするフリーランスエンジニア

北海道大卒。約10年間にわたり金融決済システムなどの基幹開発に携わった後、フリーランスのエンジニア・IT講師として独立。企業の新人IT研修のメイン講師も務めるプロが、「仕組みから理解する」論理的な指導を行います。

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