中学受験の国語、読解が苦手な子に効く「線を引く」だけの技術

国語の読解問題が苦手な生徒に共通しているのは、文章を「なんとなく」読んでいることです。感覚で読んで、感覚で答えを選ぶ。当たれば運がよかっただけで、外れれば「読解力がない」とまとめられてしまう。これは指導する側の怠慢だと僕は思っています。
読解にも「型」がある
読解には、算数の公式に近い「型」があります。その一つが、文章中の特定の言葉に線を引くという技術です。難しい理屈は要りません。「しかし」「ところが」「つまり」「だから」といった接続語、そして時間や場所が変わる箇所、登場人物の感情を表す言葉。この3種類に線を引かせるだけで、読解の正答率は目に見えて変わります。
なぜこれが効くのか。「しかし」の後ろには、たいてい筆者が本当に言いたいことが書かれています。逆接の前後で意見が変わっているからです。「つまり」の後ろは、それまでの内容のまとめです。設問で「筆者の考えとして正しいものを選べ」と聞かれたとき、答えの根拠は「しかし」や「つまり」のすぐ後ろに潜んでいることが多いのです。物語文なら、感情を表す言葉に線を引いておくと、心情の変化を問う設問に一直線で答えられます。
3色に分けて印をつける具体的な手順
真面目な生徒ほど、文章全体をまんべんなく読もうとして、大事な部分とそうでない部分の区別がつかなくなります。線を引く作業は、いわば地図に印をつける作業です。印がついていれば、設問に戻ったときに探す手間が激減します。
やり方は単純です。まず、赤鉛筆で接続語に丸をつける。青鉛筆で場面が変わる箇所に線を引く。緑鉛筆で感情を表す言葉に印をつける。色を分けるのは、後で設問を解くときにどの種類の手がかりを探せばいいか、一目で分かるようにするためです。最初は時間がかかりますが、慣れれば読むスピードはむしろ上がります。線を引く作業そのものが、文章の構造を頭の中に作る作業になるからです。
読解力は生まれつきの才能だと思われがちですが、実際には技術です。技術である以上、正しいやり方を繰り返せば誰でも上達します。逆に言えば、やり方を教えられないまま「たくさん読みなさい」とだけ言われている生徒は、いつまでも運任せの読解から抜け出せません。
国語の読解でお悩みのご家庭には、予習シリーズをベースにした算数・国語の総合サポートコースをご用意しています。マナリンクのプロフィールに掲載していますので、興味のある方はご覧ください。無料相談も受け付けています。
線を引くだけで変わるなら、今日からやらない理由がありません。
この先生のおすすめコース
- 塾の進度が速く、授業が「わからない」まま進んでしまう子
- 新学年(特に新4年・新5年)で良いスタートを切りたい子
- 塾の授業を「わかる!」に変え、自信を持ってほしいご家庭
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
中学受験におすすめの指導コース
- 塾の算数のフォローをしたい
- 予習シリーズの進め方に戸惑っている
- 学習相談や受験校選択のセカンドオピニオンが欲しい
- 算数は得意だけど、国語は苦手・・・。そんな生徒さんにどう解けばいいか論理的な読解法の一部を伝授します
- 国語の偏差値を平均値にもっていくための論理の基礎ができているかをチェックします
- 国語が得意な先生のセンス的なものに頼らない、公式的なものを指導します。
- 中学受験新演習で学習を進めている全ての中学入試を受験する生徒様
- 塾で中学受験新演習の内容がわからないので、コーチングをしてほしい生徒様
- 模試などでしっかりと点数を取って志望校に合格したい生徒様
- 文章の読み取りに時間がかかる、答え方が分からない小学生
- 本読みや漢字など学校でやっていても、テストで点数が取れない小学生
- 中学受験を見据えて読解力を基礎から鍛えたい小学生
- 中堅〜難関私立中学(筑駒・桜蔭・渋幕・南女・洛南・海陽など)を目指す生徒
- 社会の偏差値50前後で伸びない生徒
- 社会が足引っ張っている、あとは社会だけという生徒