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中学受験の国語、読解が苦手な子に効く「線を引く」だけの技術

2026/9/22

国語の読解問題が苦手な生徒に共通しているのは、文章を「なんとなく」読んでいることです。感覚で読んで、感覚で答えを選ぶ。当たれば運がよかっただけで、外れれば「読解力がない」とまとめられてしまう。これは指導する側の怠慢だと僕は思っています。

読解にも「型」がある

読解には、算数の公式に近い「型」があります。その一つが、文章中の特定の言葉に線を引くという技術です。難しい理屈は要りません。「しかし」「ところが」「つまり」「だから」といった接続語、そして時間や場所が変わる箇所、登場人物の感情を表す言葉。この3種類に線を引かせるだけで、読解の正答率は目に見えて変わります。

なぜこれが効くのか。「しかし」の後ろには、たいてい筆者が本当に言いたいことが書かれています。逆接の前後で意見が変わっているからです。「つまり」の後ろは、それまでの内容のまとめです。設問で「筆者の考えとして正しいものを選べ」と聞かれたとき、答えの根拠は「しかし」や「つまり」のすぐ後ろに潜んでいることが多いのです。物語文なら、感情を表す言葉に線を引いておくと、心情の変化を問う設問に一直線で答えられます。

3色に分けて印をつける具体的な手順

真面目な生徒ほど、文章全体をまんべんなく読もうとして、大事な部分とそうでない部分の区別がつかなくなります。線を引く作業は、いわば地図に印をつける作業です。印がついていれば、設問に戻ったときに探す手間が激減します。

やり方は単純です。まず、赤鉛筆で接続語に丸をつける。青鉛筆で場面が変わる箇所に線を引く。緑鉛筆で感情を表す言葉に印をつける。色を分けるのは、後で設問を解くときにどの種類の手がかりを探せばいいか、一目で分かるようにするためです。最初は時間がかかりますが、慣れれば読むスピードはむしろ上がります。線を引く作業そのものが、文章の構造を頭の中に作る作業になるからです。

読解力は生まれつきの才能だと思われがちですが、実際には技術です。技術である以上、正しいやり方を繰り返せば誰でも上達します。逆に言えば、やり方を教えられないまま「たくさん読みなさい」とだけ言われている生徒は、いつまでも運任せの読解から抜け出せません。

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線を引くだけで変わるなら、今日からやらない理由がありません。

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