【海外在住者のギモンVol.1】「文字は読めているのに、わかっていない気がする」

こんにちは、海外在住の小中学生に勉強を教えているオンライン家庭教師の「しょうた」です。
不定期での投稿になってしまいますが、普段、教えているお子さんの保護者からよく質問や疑問、心配事についてご相談をいただくことがあります。
同じ学年のお子さんを持つ、複数の保護者の方から同じ質問をいただくことも多く、それならばブログで書き留めておくことでより多くの保護者の一助になれるのでは・・・!と思った次第です。
第1弾は、保護者の方からいちばん多くいただくご相談。
「音読はできるし、文字も読めている。でも、本当に内容をわかっているのか心配です」というものです。
今日はこのお悩みについて、わたしが普段どう考えているか、お答えしているのかについて書いてみます。
回答→「読む力が足りないのではなく、読む経験が少ないだけかもしれません」
海外で暮らしていると、日本語に触れる時間そのものが限られます。ご家庭の会話は日本語でも、まとまった文章を最後まで読んで、その内容について誰かと話す。そういう機会は、日本に住む同じ年齢の子と比べるとどうしても少なくなります。
つまり、力がないのではなく、経験の回数が足りていないことのほうが多いのです。
インター校に通っているお子さんは週5日英語などの日本語以外の言語を使う環境にいて、残りの時間が多くても週2日と平日の夕方以降の時間だけが日本語を使う環境となるでしょう。保護者の方が英語などの日本語以外の言語を話せるご家庭は家でも日本語を使う時間が少なくなるでしょう。
ここを見落としたままだと、「うちの子は国語が苦手」という思い込みだけが先走ってしまいます。
「読んでいるのはマンガや絵本ばかりで」というお声もよくいただきます。わたしは、マンガや絵本でも、そこから何かを読み取れているなら十分に価値があると考えています。
また、普段何も読む習慣がないのであれば、絵本でも漫画でも何かしら日本語に触れる環境を作るとそれだけでプラスになります。
大事なのは、読むものの種類を制限しないことです。読む習慣を一度作ると、自然と他の分野にも手を伸ばし、自分からいろんな本を読むようになります。
そこで、もし可能であれば保護者の皆様は、お子様に「どんな話だった?」と問いかけてみてください。その際気をつけるべきは、「おもしろかった?」というYes/No クエスチョンだけの会話で終わらないようにすることです。
こども自身が読んだ内容を自分の言葉にしてみることが、読書のインプットだけでなく、考えを練り上げるアウトプットの練習になります。
最初に、文章の全体像を「見て」つかむ
わたしの授業では、細かい表現の読み取りからは始めません。まず、その文章全体で何が起きていて、どういう流れで話が進んでいるのかを整理します。
細部から入ると、そこだけに意識が向いて、筆者が全体で伝えたかったことを見失ってしまうからです。
しかも日本語に自信を持てずにいるお子さんに、言葉だけで説明してもなかなか届きません。そこで文章の流れを図にしたプリントや画像を使い、「まず見て分かる」状態をつくります。目で構造をつかめていると、そのあとの読み取りがぐっと楽になります。
もうひとつ大切にしているのが、日本の生活の背景を補うことです。
教科書には、日本で暮らしていることを前提にした場面がたくさん出てきます。たとえば「50m走」を一度も経験したことがないお子さんもいます。
言葉の意味を説明するだけでは足りないので、どんな行事で、そのときどんな気持ちになるのかまで一緒に共有します。
読んで終わりにせず、日本語で伝えるところまで
これまで見てきた子どもたちは、自分自身の意見そのものはちゃんと持っていました。ただ、それを日本語でどう言えばいいか分からないのです。
アウトプットに慣れておらず、恥ずかしい、どう言っていいかわからないと悩んでしまうお子さんは多いです。そのため、わたしの授業では、読んだあとに自分の考えを書いてもらうことがあります。
わたしも言葉の使い方を添削して返すだけで終わりにはしません。必ずわたしなりのコメントを書いて返し、そのコメントにお子さん自身からもコメントをもらいます。この往復のなかで、考えは少しずつ深く、そして言葉になっていきます。
このような形で、わたしは「先生」という立場ではありますが、正解を教える立場ではなく、少し年上のお子さんと対等に意見を交わすお兄さんでありたいと常に思っています。
これらの考え方をもとに、わたしがマナリンクで初めて開講したコースが、「【海外子女・帰国子女向け】文章読解・表現する力を伸ばす国語」です。
わたしが持っているコースではすべて無料体験と三者面談の機会をご用意しています。
まずは、お問合せ時に今の状況をお聞かせいただければと思います。
みなさまからのお問い合わせをお待ちしております。
この先生のおすすめコース
- 海外のインター校に通っていて、日本に帰国予定、またはその可能性がある
- 海外在住または帰国子女で、国語の力を伸ばしたい
- 補習校に通わせたいが、住んでいるエリアに補習校がない
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海外子女におすすめの指導コース
- 近所に日本語補習校がない。補習校の授業が教科書をなぞるだけなど、実力に繋がらない。興味が持てない。
- 現在の実力や目標、ご家庭の状況に合ったオーダーメイドの学習計画を立ててほしい
- 日本語は難しい単語などは分からないので、英語の対応もしてほしい
- 日本語以外を第一言語とし、日本語が苦手な生徒様
- 海外在住もしくはインターナショナルスクールに通っており、日本語・国語が苦手な生徒様
- 日本語での会話・日本での就学などを目指す生徒様
- 海外にお住まいのお子さんに日本語や文化を教えたいが時間がなかなか取れない方
- 色々な教材や日本の最新ニュースを使って楽しく学びたい方
- 将来日本にご帰国予定のお子さん、または将来国際人として羽ばたくチャンスをつかみたい方
- 現地校の勉強で手一杯。でも日本の基礎も諦めたくない
- 親が教えると、つい感情的になって親子喧嘩になってしまう
- 往復の送迎や通学時間をなくし、自宅で効率よく『日本のプロ』から学びたい
- なんとなく国語の問題を解いている生徒さん
- 現在の環境では体系的な国語を学ぶ機会がない生徒さん
- 帰国後の授業・進路に困らないレベルの国語力をつけたい生徒さん