【スラッシュリーディング】英文を語順のまま理解する読解法
2022/2/24
こんにちは!
マナリンク講師の石井です。
このブログをご覧いただきありがとうございます!
この記事では「スラッシュリーディングのやり方」についてご紹介していきます!
「長文を読む時に後ろから和訳して読んでいる」
「一文が長いと何度もおなじところを読んでしまう」
といったお悩みに効果てきめんです!
1.スラッシュリーディングって?
スラッシュリーディングとは英文の意味・構造上の切れ目にスラッシュ「/」を入れていく読解法です。
スラッシュを入れることで大きく2つのメリットがあります。
1つ目は英文を前から「英語の語順のまま」理解することができるようになることです。
例えばI saw him in the park.という英文の意味は「私は公園で彼を見かけました。」となりますが、スラッシュリーディングではI saw him / in the park.とスラッシュを入れて「私は彼を見かけました。公園で。」とします。
これくらいの文章であればわざわざスラッシュを入れる必要は無いかも知れませんが、一文が長く複雑になっていくにつれて日本語の語順に直すのには時間とエネルギーが必要となります。
英文を小さなカタマリで区切って捉えることで英語の語順のまま「速く・正確に」英文が読めるようになります。
2つ目のメリットは、返り読みを防ぐことができる点です。
返り読みとは文章が長いときや、構文がつかみにくい文章を読んでいる時に、同じ箇所を何度も読んでしまうことを指します。
英文読解にかかる時間の多くは、この返り読みに原因があり、2割の英文に8割の時間が取られていることもざらです。
この返り読みの原因は「処理能力の不足」です。
英文の構文をとっているうちに、前の方の文構造を忘れて「主語なんだっけ?」となったり和訳してみたけれど意味不明になってしまうのです。
スラッシュリーディングでは、英文を小さなカタマリに分けて順に処理していくため処理能力のハードルを下げることができます。
その結果一読しただけで、意味を取りどんどん英文を読み進められるようになります。
2.スラッシュの入れ方
次に具体的にどういった箇所にスラッシュを入れられるのかです。
ケースバイケースですが、一般的には次の3箇所が定番です。
①at, inなどの前置詞やwhichなどの関係代名詞、that節の前
②挿入句の前後
③主語を後ろから形容している語句がある場合は、主語の後ろ
また加えて、一度読んだ英文の復習には併せて下記のことも行うとより良いでしょう。
*一緒にやっておきたいこと
→主語に直線、述語に破線のアンダーラインを引く
この作業を行っておけば、後で英文を一人で復習するときにもしっかり構造を取ることができますね。
3.【注意事項】スラッシュリーディングは精読の練習と一緒におこなう!
スラッシュリーディングを取り入れる際には、一点注意しなければいけないことがあります。
それはスラッシュリーディングは「精読ありき」だということです。
上のルールで書いたことは精読力、つまりきちんと英文の構造を英文法・語法に則って解読できることが前提になっているということです。
同時進行でも、精読力がついた後でもいいですが、我流でスラッシュを入れても正しく英文を理解できないことが予想されるので学習の順番には注意をしましょう。
4.一人での学習に不安を感じたら…
この記事ではスラッシュリーディングのやり方について解説をしてきましたが、
「自分ひとりになったらできるか不安」
「どの教材で、どれくらいやったらいいのかわからない」
と感じる方もいらっしゃるかも知れません。
私の授業では、この記事で紹介したスラッシュリーディングはもちろん、英単語・文法の学習法や学習管理までオールインワンで受験・各種テストのサポートを行っています。
この記事以外の事でも英語についてのお悩みには何でもお答えいたします!
まずは、お気軽にお問い合わせくださいませ。
https://manalink.jp/teacher/11011/courses/2473
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