これができると国語がわかる その9 読書
2025/6/28
国語の成績を上げたいなら、読書はとても大切です。
なぜなら国語ができるようになるには、
「語彙力」が必須だから。
言葉を知らないと文章は読めませんよね。
語彙力をつける主な方法が、「読書」なのです。
ただ読むだけではなく、
知らない言葉が出てきたら
調べて自分のものにするまでがセットです。
もう一つ、語彙力を上げる方法で有効なのは、
「語彙力豊富な大人との会話」を増やすこと。
同年代との会話では、
語彙数があまり変わらないので
効果は期待できません。
だから私は授業で「Good&New」を続けています。
国語ができるようになる条件がもう一つあります。
「世の中のいろんな事象について知っていること」です。
「知っている」というのはどの教科でも最強の状態。
特に国語では出題されたテーマの予備知識があるだけで
ほかの受験生から何歩もリードできるのです。
そういった知識を得られるという点でも
「読書」は有効な手段だと考えます。
ある程度国語ができてもなぜか失点しがちな子や
理系科目が得意だけど国語が伸びない子は
「語彙力がない」「ものを知らない」が原因になります。
気づいていないので、
必要性も感じていない人が多く残念です。
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