これができると国語がわかる その10
2025/6/29
【読みやすい文章が出題されるとは限らない】
学校の国語の成績は良い。国語自体は嫌いじゃない。
だけど学力テストや模試、入試になると点数が取れない。
こんな悩みもよくあるケース。
いろいろある原因の中で、特に大きいと思うのが
教科書にまつわることです。
教科書の題材はとても整った文章で読みやすいのが基本。
比較的読みやすい文章を時間をかけて精読します。
さらに学校の先生は構造まで説明してくれます。
いわば至れり尽くせり。これが生徒にとっては当たり前。
ところが模試や入試の文章は、ほぼ必ず初見。
しかも大学の教授や研究者が書いた文章なので
読みやすさに気を配っているとは限らない。
使う語彙も難しい。
筆者本人の中ではつながっているのでしょうが
そんな遠くからここに行きつくのか! と驚かされることも多々。
時間だって限られている。
分からないと焦って負のループに・・・。
これが一番怖い状態。
「読み手へのやさしさ」なんてないと思ったほうがよい。
こういった心の準備も大切です。
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