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高校数学

数学が苦手な高校生ほど予習してはいけない理由

2026/1/15

「成績を上げるには予習が大事」
多くの学校や塾で、当たり前のように言われている言葉です。

しかし、オンライン家庭教師として
数学が苦手な高校生を数多く指導してきた立場から言うと、
数学が苦手な生徒ほど、予習が逆効果になっているケースが非常に多く見られます。

「予習=良い勉強法」とは限らない

予習自体が悪いわけではありません。
問題は、予習が成立する条件を満たしていないまま行っていることです。

数学の予習が機能するのは、

  • すでに基礎が安定している

  • 授業内容を一度で整理できる

  • 分からない部分を自分で特定できる

このような生徒です。

数学が苦手な高校生は、
そもそもこの条件を満たしていないことがほとんどです。

予習が逆効果になる3つの理由

① 分からないところが分からないまま進む

数学が苦手な生徒が予習をすると、

  • 教科書を読む

  • 例題を見る

  • 途中で理解が止まる

しかし、
どこが分からないのかを言語化できません。

結果として、

一応見た

何となくやった

という曖昧な理解のまま授業に臨むことになります。

② 間違った理解が先に固定される

予習で一番怖いのは、
自己流の理解が先に固まってしまうことです。

  • 勘違いしたまま公式を覚える

  • 本来とは違う解釈で問題を解く

これが起こると、
授業や復習で正しい説明を聞いても、

何となく合わない

混乱する

という状態になります。

修正には、
最初から学ぶ以上の時間がかかります。

③ 「やったのに分からない」が自信を削る

数学が苦手な生徒ほど、

  • 予習した

  • でも授業で分からない

  • テストも取れない

という経験を繰り返します。

これが積み重なると、

ちゃんとやっているのにできない

自分は数学に向いていない

という思い込みにつながります。

予習が、苦手意識を強化してしまう典型例です。

予習で伸びる生徒との決定的な違い

では、なぜ予習で伸びる生徒もいるのでしょうか。

その違いは、
「復習が完璧に近い状態で進んでいるかどうか」です。

予習が効果を発揮するのは、

  • 前の単元が理解できている

  • 解法の意味が整理できている

  • 授業内容を確認作業として聞ける

この状態に限られます。

復習が不十分なまま予習をすると、
土台のない上に積み上げることになります。

数学が苦手な高校生に最適な学習順

数学が苦手な場合、
おすすめの順番は明確です。

  1. 授業内容の復習を最優先

  2. 間違えた原因を言葉で整理

  3. 同レベル問題で再確認

  4. 余裕が出てから軽い予習

予習は「やるべきこと」ではなく、
「余力があるときの補助」
と考えてください。

オンライン家庭教師が実際に行っている判断

指導では、
無理に予習をさせることはありません。

まず確認するのは、

  • どこまで理解が安定しているか

  • どの単元で止まっているか

  • 自力で復習ができるか

この土台ができてから、
初めて予習を取り入れます。

結果として、

授業がわかるようになった

数学が少し楽になった

という声が多く出てきます。

今日からできる改善ポイント

家庭学習では、次の3点を意識してください。

  1. 予習よりも「前回の復習」を優先

  2. 分からない問題は
    「どこで止まったか」を1行で書く

  3. 授業後24時間以内に必ず復習

これだけでも、
予習中心の学習より効果が出やすくなります。

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