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伸びる子には共通点がある。「先生に習う」だけではなく、自分の勉強として参加している子

2026/9/2

小学英語・中学英数を教えています、安芸(あき)です。

家庭教師をしていると、

「この子、これからすごく伸びそうだな」

と感じる生徒さんがいます。

もちろん、最初から成績がいいとは限りません。

むしろ、

「今は苦手だけど、ここから伸びそう」

と感じる子に共通しているのが、学習への「主体性」です。

では、具体的にどんなところに表れるのでしょうか。

①「この教科を得意にしたい」と本人が思っている

一番大きいのは、やっぱりここ。

「お母さんに言われたから勉強する」

ではなく、

「英語をできるようになりたい」
「数学を得意にしたい」

という気持ちが本人の中にあること。

目標の大きさは関係ありません。

「次のテストで10点上げたい」
「この単元だけはできるようになりたい」

でも十分です。

本人の中に「できるようになりたい」がある子は、先生からのアドバイスも自分のための情報として受け取ることができます。

②「この単元、なんとかしないとヤバい」と本人が感じている

伸びる子は、自分の苦手を他人事にしません。

「不定詞が苦手」
「英単語が覚えられない」
「分数の計算ができない」

など、自分の課題を本人がある程度把握しています。

そして、

「ここをなんとかしないとテストで困る」

と感じている。

この「危機感」は、実はとても大切です。

先生から「ここを勉強しましょう」と言われるだけではなく、本人が「ここを何とかしたい」と思っているからこそ、学習が自分のものになっていきます。

③ 先生選びにも本人が参加している

オンライン家庭教師では、先生を選ぶところから学習が始まっています。

もちろん最終的には保護者の方と相談して決めることになりますが、

「この先生に習ってみたい」

と、生徒さん自身が先生選びに積極的に関わっているケースは、その後の学習にも主体性が見られることがあります。

「親が選んだ先生に、とりあえず習っている」

のではなく、

「自分が選んだ先生と一緒に勉強する」

という感覚があるからです。

④ 授業の準備を自分からできる

小学生でも、

「授業の前にテキストとノートと筆記用具をパソコンの前に置いておく」

ということが自然にできる子がいます。

これは一見、小さなことに見えます。

でも実は、とても大切な自主性です。

「先生に言われたから準備する」

ではなく、

「もうすぐ授業だから準備しておこう」

と、自分で考えて行動できているからです。

⑤ 家庭教師のスケジュールを、親だけでなく本人も把握している

「今日、家庭教師の日だよ」

と毎回保護者の方から声をかけてもらわないと分からない。

それよりも、

「今日は○時から授業」

と本人が把握している。

これも大きな違いです。

家庭教師の予定が、

「親が管理している予定」ではなく「自分の予定」になっている

からです。

⑥ 一人でも時間になったらオンライン授業に入れる

オンライン授業では、これも大きなポイントです。

保護者の方が毎回、

「もうすぐ授業だよ」
「パソコンの前に行って」
「先生が待ってるよ」

と準備をしてあげなくても、

本人が時間を確認して、自分でオンライン会議室に入れる。

年齢によってできる範囲はもちろん違います。

でも、少しずつでも「自分で時間を管理する」経験を積んでいる子は、学習面でも自立しやすくなります。

⑦ 宿題や課題を「忘れない・やってくる」

そして、授業と授業の間。

宿題を忘れない。

指示された課題をきちんとやってくる。

これは単純なようですが、学力を伸ばすうえで非常に重要です。

家庭教師の授業は、週に1回や2回。

授業だけでできるようになることには限界があります。

授業で習ったことを、次の授業までに自分でもう一度使う。

この積み重ねが、学力を作っていきます。

⑧ 分からなかったところを、そのままにしない

宿題を提出するときに、

「ここが分かりませんでした」
「ここまでやったけど、ここからできませんでした」
「この問題の意味が分からなかったので教えてください」

と自分から言える子も、非常に伸びやすいです。

「全部できました!」

と言うことだけが良いのではありません。

むしろ、

「分からなかった」と自分で発見して、それを先生に伝えられること

が大切です。

⑨ 再提出にも応えてくれる

一度提出した宿題について、

「ここをもう一度やってみよう」
「この部分を直してみよう」

とお願いしたときに、もう一度取り組める。

これも学習において重要な力です。

勉強は、一回で完璧にできることばかりではありません。

間違える

直す

もう一度やる

できるようになる

この繰り返しそのものが「学ぶ」ということだからです。

⑩ 教材やプリントの準備をご家庭もサポートしてくださる

そして、ここは生徒さん本人だけではなく、ご家庭の協力も大切です。

「このプリントを次回までに用意してください」
「この教材を使います」

とお願いしたものが、きちんと準備されている。

こうした環境が整っていると、生徒さんは授業そのものに集中できます。

もちろん、すべてを保護者の方が管理する必要はありません。

むしろ、

保護者が環境を整える → 子どもが自分で動く

という形が理想だと思っています。

「伸びる子」と「受け身の子」の違い

ここまで読んで、

「うちの子は全然できていない……」

と思われた方もいるかもしれません。

でも、これは「できていない子は伸びない」という話ではありません。

大切なのは、今どちらの状態にいるかを知ることです。

例えば、

受け身になっている状態

「今日は家庭教師の日だよ」と親に言われて初めて気づく。

「宿題やった?」と言われないとやらない。

先生に言われた課題だけを、とりあえずこなす。

分からないところがあっても、そのまま提出する。

教材を学校に置いてきてしまう。

授業の準備も、オンラインへの入室も、すべて保護者が管理する。

そして、

「先生に習っているんだから、点数が上がるはず」

と考えてしまう。

こうなると、どうしても学習の主導権が先生や保護者側にあります。

「習えばできるようになる」だけではない

家庭教師は、もちろん生徒さんの学力を伸ばすために全力でサポートします。

分からないところを説明します。

勉強方法も提案します。

必要な教材も考えます。

弱点も一緒に見つけます。

でも、

「先生に習うこと」と「自分で勉強すること」は別です。

先生が授業をしている時間だけ頑張れば、あとは何もしなくても点数が上がる。

残念ながら、そういうものではありません。

特に、学校のテストや高校入試で必要になるのは、

「先生が隣にいなくても、自分で問題を読み、自分で考え、自分で答えを出す力」

です。

だからこそ、

先生に依存するのではなく、先生を上手に利用して自分の力を伸ばす。

この姿勢がとても大切になります。

「やりたくないことは、やらなくてもいい」では学力は伸びにくい

もちろん、勉強には「やりたくないこと」もあります。

英単語を覚える。

計算練習をする。

間違えた問題を解き直す。

何度も同じ文法を練習する。

こうした地道な作業は、必ずしも楽しいものではありません。

でも、

「やりたくないからやらない」
「宿題はやっていないけれど、授業で何とかしてもらおう」

となってしまうと、先生がどれだけ説明しても、学力を積み上げることが難しくなります。

苦手なことにも、自分で少しずつ向き合う

その経験が、結果的に「できる」を増やしていきます。

保護者の方にお願いしたいこと

では、保護者の方は何もしなくていいのか?

もちろん、そんなことはありません。

むしろ小学生の場合は、まだ一人ですべてを管理するのは難しいでしょう。

だからこそ、

「今日の授業は○時だよ」

と声をかけるところから始めてもいい。

最初は一緒に準備してもいい。

カレンダーに授業予定を書いてもいい。

プリントを印刷してあげてもいい。

ただ、少しずつ、

「お母さんが管理する」から「本人も一緒に管理する」へ。

この移行を意識してみてください。

家庭教師のゴールは「先生がいなくても勉強できる子」

家庭教師の仕事は、単に問題の答えを教えることではありません。

「分からないところを放っておく」

から、

「ここが分からない。先生に聞いてみよう」

へ。

「宿題を言われたからやる」

から、

「次の授業までにここまでやっておこう」

へ。

「親に言われたから勉強する」

から、

「自分ができるようになりたいから勉強する」

へ。

少しずつ変わっていくことが、私はとても大切だと思っています。

最終的には、先生がいなくても自分で学べる

家庭教師を卒業したあとも、自分で勉強を続けられる。

そんな力を身につけてもらうことも、家庭教師の大切な役割の一つです。

今はまだ「親に言われないと動けない」お子さんでも大丈夫。

まずは、

「自分の授業予定を自分で知る」
「自分で教材を準備する」
「宿題を自分で確認する」

そんな小さな一歩から始めてみましょう。

「やらされる勉強」から「自分のための勉強」へ。

この変化が始まったとき、子どもの学び方は大きく変わっていきます。

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