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中学数学

中学数学についていくために、小学校ではどこをしっかり理解しておけばいい?

2026/8/23

「中学生になって数学についていけるか心配です」

「小学校の算数で、どこを重点的に復習しておけばいいですか?」

小学校高学年の保護者の方から、こうしたご相談をいただくことがあります。

「小学校の算数が全部できないと、中学数学についていけないのでは?」

と思われるかもしれません。

ですが、実際にはそうではありません。

小学校の算数には、中学数学につながる「土台」となる単元があり、特に重要なものにはかなり差があります。

家庭教師として指導している立場から、私が特に小6でしっかり身につけておきたいと思うものを、重要度の高い順にご紹介します。

まず最優先はこの4つです

① 四則計算・計算の正確さ ★★★★★

まず一番大切なのが、計算です。

特に、

  • たし算・ひき算

  • かけ算・わり算

  • 小数の計算

  • 分数の計算

  • 計算の順序

このあたりです。

中学1年生になると、

「−5+8」

「3−(−4)」

「2×(−3)」

のように、これまでの計算に「負の数」が加わります。

つまり、小学校の計算がスムーズにできない状態で中学に入ると、負の数を理解するところでも負担が増えてしまいます。

小6の段階で、

「分数の計算を毎回一から考えないとできない」

という状態であれば、ここはかなり優先して復習しておきたいところです。

② 分数・小数 ★★★★★

これも中学数学に非常によくつながります。

中学では、

  • 比例・反比例

  • 方程式

  • 文字式

  • 関数

  • 速さ

  • 濃度

  • 図形

など、さまざまなところで分数が登場します。

そのため、小6の段階で、

「分数を見ると苦手意識が出てしまう」

という状態は、できれば避けておきたいところです。

例えば、

1/2+1/3

3/4÷2/5

といった計算を、手順だけ暗記するのではなく、

「なぜこのように計算するのか」

まで理解できていると、中学数学でもかなり楽になります。

③ 割合・比 ★★★★★

ここも、とても重要です。

小学校では、

  • 割合

  • 百分率

  • 比

  • 比の値

などを学びます。

これが中学になると、

文字式・方程式・比例・関数・文章題

などに形を変えながら、何度も登場します。

特に、

「もとにする量 × 割合 = 比べる量」

という関係を理解していること。

そして、

「20%増える」

「20%引き」

「AはBの何%?」

などを、図や言葉を使って説明できることが大切です。

単純に公式を覚えているだけですと、中学の文章題で苦労しやすくなります。

④ 文章題を「式にする力」 ★★★★★

これも非常に重要です。

実は中学数学でつまずくお子さんの中には、

「計算はできるのに、文章題になるとできない」

というケースが少なくありません。

例えば、

「りんごを何個買ったら……」

という文章を読んで、

「何をxにするのか」

「何と何が同じなのか」

「どんな関係になっているのか」

を考える力です。

これは中学1年生で学ぶ「方程式」に、そのままつながっていきます。

小6では、答えを出すだけではなく、

「どうしてこの式になるの?」

と聞かれたときに説明する練習もしておくと、とても良いです。

逆に「中学数学のため」に優先順位が少し下がるもの

もちろん小学校の算数はどの単元も大切です。

ただ、

「中学数学についていくため」という目的で考えるのであれば、

すべての単元を同じ熱量で復習する必要はありません。

例えば、

  • 複雑な図形問題

  • 難しい場合の数

  • 難度の高い特殊算

などは、計算・割合・文章題の土台ほど直接的に中学数学へつながるわけではありません。

小6の限られた時間であれば、

計算 → 分数・小数 → 割合・比 → 文章題

を優先して取り組みたいところです。

そして意外と大事なのが「単位」です

これも地味ですが、意外と大切です。

例えば、

1m=100cm

1L=1000mL

1時間=60分

などです。

中学でも、

  • 速さ

  • 比例

  • 関数

  • 図形

  • 文章題

などで単位換算が登場します。

「数字は合っているのに、単位がおかしい」

というお子さんは、文章題で苦労することがあります。

小6でやるなら「中学数学の先取り」よりこちら

ここは、私はかなり大切だと思っています。

小6で中1数学をどんどん先取りするより、

小学校の内容を「自力で使える状態」にすること

の方が、中学に入ってから強いです。

例えば、

「分数のかけ算ができます」

だけではなく、

「分数のかけ算を自分で正確に処理できる」

「なぜその計算をするのか説明できる」

「文章題から必要な式を作れる」

ところまで持っていく。

これが本当の意味での「土台」になります。

ご家庭でこのように確認してみましょう!

小6のお子さんであれば、単元ごとに「できる・できない」だけを見るのではなく、次のような確認をします。

STEP 1 計算

まず、

  • 小数

  • 分数

  • 四則混合

を見て、時間をかければできるのか、それともほぼ自動的にできるのかを確認します。

STEP 2 割合

例えば、

「200円の20%はいくらですか?」

だけではなく、

「200円の20%引きはいくらですか?」

「160円は200円の何%ですか?」

のように、問題の形を変えてみます。

STEP 3 文章題

式を見せて、

「この式は何を表していますか?」

と聞いてみます。

ここを説明できるお子さんは強いです。

STEP 4 図・表・グラフ

小6では、

  • 比例

  • 円

  • 面積

  • 体積

  • グラフ

なども確認します。

ただ解けるだけではなく、

「このグラフは何を表していますか?」

と聞いてみることも大切です。

私なら小6の1年間をこう使います

もし、

「中学数学についていける力をつけたい」

という目的であれば、

小6前半

→ 計算・分数・小数を固める

小6中盤

→ 割合・比・文章題を固める

小6後半

→ 比例・グラフ・図形+中1数学への橋渡し

という流れにします。

だから小6は、

「中1の予習をする学年」

というより、

「中学数学を受け止められる土台を作る学年」

と考えていただくのがおすすめです。

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