「2時間勉強した」より大切なこと。勉強は"やった"ではなく"できるようになった"がゴール
「時間」で区切らず「成果」で区切る
小中の英数を教えています、安芸(あき)です。
「先生、英単語は何分くらい勉強すればいいですか?」
「何周やればいいですか?」
「毎日何分くらい勉強すればいいですか?」
保護者の方や生徒さんから、時間や回数に関するご質問をいただくことがあります。
もちろん、勉強時間の目安はあります。
ただ、私は少し違う視点も大切にしています。
それは、
「何分やったか」ではなく、「できるようになったか」です。
「やった」と「できる」は違います
例えば、
英単語を30分勉強しました。
宿題は全部終わりました。
今日は2時間机に向かいました。
どれも素晴らしい努力です。
でも、その後に小テストをしたら、
英単語は半分しか書けなかった。
宿題は答えを写しただけで内容を説明できなかった。
2時間勉強したけれど、昨日と解ける問題が変わらなかった。
この場合、「努力したこと」は事実ですが、「身についた」とはまだ言えません。
勉強のゴールは、
「勉強したこと」ではなく、「できるようになること」。
私はそう考えています。
英単語で考えてみましょう
例えば、
来週、小テストで30個の英単語が出るとします。
その宿題に対して、
「何周すればいいですか?」
という質問をいただくことがあります。
でも実は、
答えは人によって違います。
3周で覚えられる子もいれば、
10周必要な子もいます。
だから私は、
「何周やるか」ではなく、「満点が取れる状態まで仕上げること」を目標にしましょう。
とお伝えしています。
毎日10分の方が覚えやすい理由
単語暗記は、
70分を週1回行うより、
10分を毎日続ける方が定着しやすいと言われています。
記憶は時間が経つと少しずつ薄れていきます。
だからこそ、
忘れかけた頃に思い出す。
これを繰り返すことで、
長期記憶へと変わっていきます。
おすすめしてる「四分割暗記法」
授業では、
白紙を4つに区切って一人で小テストができる
「四分割暗記法」
をお伝えしています。
例えば、
1日目
10分やって、
正答率30%。
これで大丈夫です。
ここがスタート地点です。
2日目
まだ30%なら、
昨日より1周多く回してみる。
少し時間を延ばしてみる。
勉強時間を増やすことが目的ではなく、
正答率を上げるために勉強法を調整するのです。
3日目・4日目
35%。
40%。
50%。
1問でも正解が増えていたら、
勉強法はうまくいっています。
そして前日に80%まで仕上がっていたら、
あと少し。
残った単語だけを重点的に練習すれば、
満点も見えてきます。
大切なのは「予定」を変えること
勉強が上手なお子さんは、
時間を守ることより、
結果に合わせて予定を変えることが上手です。
予定通り10分やって終わることが目的ではありません。
10分で足りなければ、
今日はあと5分。
逆によく覚えられているなら、
その日は予定通り終えてもいい。
こうして、
「勉強時間」を調整するのではなく、「できるようになるまでの方法」を調整する。
これが、自分で学ぶ力につながります。
『結果至上主義』ではなく「努力の質」を正しいものにする
結果がすべて!という『結果至上主義』は冷たい印象があり
結果にしか目を向けない考え方を子供たちに押し付けるつもりはありません。
努力や過程を認めてあげることは、とても大切です。
「毎日机に向かったね。」
「最後まで頑張ったね。」
そんな声かけは、お子さんの自信につながります😊
でも、それと同じくらい大切にしてほしいことがあります。
それは、
「その努力は、本当に成果につながる努力になっているかな?」
と、一度立ち止まって見直してみることです。
実は、
「頑張った!」
「努力した!」
という言葉は、人によって基準が違います。
10分勉強して「すごく頑張った!」と感じる子もいれば、
2時間勉強しても「まだ足りない」と感じる子もいます。
だからこそ、「頑張ったかどうか」という曖昧な尺度だけではなく、
努力する前と比べて、何ができるようになったのか。
ここを確認することが大切なんです。
例えば、
昨日は英単語が10個しか書けなかったけれど、今日は20個書けた。
昨日は現在完了が全然分からなかったけれど、今日は説明できるようになった。
この「できるようになった」が、努力の成果です✨
もし頑張っているのに変化がないのであれば、お子さんの能力が足りないのではありません。
今の勉強法が、その子に合っていないだけかもしれません。
努力の方向を少し調整するだけで、大きく成果が変わることも少なくありません。
努力は、量だけでなく「質」も大切。
せっかく頑張るなら、その時間や労力がしっかり成果につながる勉強にしてあげたい。
それが、私が授業でいつも大切にしている考え方です。
保護者の方へ
ぜひ、
「今日は何分勉強したの?」
だけではなく、
「昨日より覚えられた?」
「今日は何問書けるようになった?」
という声かけもしてみてください。
すると、お子さんの意識も、
「机に向かうこと」から、
「できるようになること」へ少しずつ変わっていきます。
最後に
私は努力を褒めることは、とても大切だと思っています。
でも、それと同じくらい大切なのは、
努力が「できるようになった」という成果につながることです。
勉強は、
「やった」で終わりではありません。
「昨日できなかったことが、今日はできるようになった。」
その小さな積み重ねが、やがて大きな学力につながっていきます。
だからこそ、勉強時間や問題集を何周したかだけで満足するのではなく、
「今日、自分は何ができるようになった?」
この問いを、ぜひ毎日の勉強の最後に自分自身へ投げかけてみてくださいね。
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