夏休み明けに「勉強についていけない」と感じる前に|中学生が今確認したい3つのこと
こんにちは!
現役塾講師の澪耶(れいや)です。
夏休みもいよいよ終盤。
この時期になると、保護者の方からこんなご相談をいただくことがあります。
「夏休み中に勉強させたかったけど、思ったように進みませんでした……」
「2学期の授業についていけるか心配です」
「1学期の内容から、もう分からなくなっている気がします」
「本人に聞いても『別に大丈夫』と言うので、どこが苦手なのか分かりません」
夏休みは、学校の授業が一度止まるからこそ、これまでの学習を振り返る絶好のタイミングでもあります。
一方で、「夏休みのうちに全部取り戻さなきゃ!」と焦ってしまう必要はありません。
2学期を迎える前に、まず確認してほしいのは、
「今、この子はどこまでできているのか?」
という現在地です。
今回は、夏休み明けに向けて中学生のお子さまに確認してほしいことを、3つに絞ってお話しします。
① 1学期の内容を「なんとなく分かる」で終わらせていないか
まず確認したいのが、1学期に学習した内容が本当に使える状態になっているかです。
例えば数学なら、
「連立方程式はやったことがある」
「一次関数は授業で習った」
「因数分解は一応できる」
という状態でも、実際に問題を解いてみると、
「えっと……どうやるんだっけ?」
となることがあります。
これは珍しいことではありません。
授業を聞いているときには「分かった」と感じても、時間が経ってから一人で問題を解こうとすると、思ったように解けないことがあります。
大切なのは、
「知っているか」ではなく、「一人で使えるか」
です。
例えば、
公式を覚えている
解き方を見れば理解できる
先生の説明を聞けば分かる
だけではなく、
問題を見たときに、自分で解き方を選べるか。
ここまで確認できると、2学期の学習にもつながりやすくなります。
② 「間違えた問題」より「手が止まった問題」に注目する
勉強を見ていると、ついつい、
「この問題間違えてる!」
というところに目が行きます。
もちろん、間違いを直すことは大切です。
でも、私が授業で特に確認したいのは、
「どこで手が止まったのか」
です。
例えば数学の問題で、
「計算ミスをした」
のであれば、計算の練習が必要かもしれません。
一方で、
「問題文を読んだけど、何を求めればいいのか分からなかった」
のであれば、必要なのは単純な計算練習ではありません。
さらに、
「解き方は分かるけど、どの公式を使えばいいのか分からない」
のであれば、問題の条件から解法を選ぶ練習が必要です。
同じ「間違い」でも、原因によって必要な勉強は変わります。
だからこそ、
「何点だった?」
だけではなく、
「どの問題で止まった?」
「どこから分からなくなった?」
を見てあげてほしいと思っています。
③ 「何を勉強するか」を自分で決められているか
そして、もう一つ大切なのが、
「今日、何を勉強すればいい?」
となっていないかどうかです。
これは、勉強が苦手な子だけの問題ではありません。
成績が良い子でも、やるべきことが多くなると、
「数学もやらなきゃ」
「英語もやらなきゃ」
「学校の宿題もある」
と、何から手をつければいいのか分からなくなることがあります。
特に中学生になると、学習内容も一気に難しくなります。
そのため、
「とにかく毎日1時間勉強しよう」
だけではなく、
「今日は英単語をここまで」
「数学はこの問題を解く」
「分からなかった問題には印をつける」
というように、具体的に何をするのかまで決めることが大切です。
そして、計画通りに進まなかったとしても、
「なんでやらなかったの!」
で終わらせるのではなく、
そもそも、その量や難易度が本人に合っていたのか?
を一緒に考えてみてください。
「勉強しなさい」より先に、現在地を確認してみる
夏休みが終わる頃になると、
「もうすぐ学校が始まる!」
と、どうしても焦ってしまいます。
でも、ここで大切なのは、焦って大量の問題を解かせることではありません。
まず、
「今できていること」
「少し不安なこと」
「一人では難しいこと」
を整理する。
そのうえで、
「じゃあ、次に何をやればいい?」
を決める。
この順番です。
私自身、個別指導塾の講師・教室長、家庭教師として多くの生徒さんを見てきましたが、勉強につまずいているお子さまほど、
「何が分からないのか、自分でも分からない」
という状態になっていることがあります。
そんなときに、
「勉強しなさい」
と言われても、本人からすると、
「何を?」
となってしまうんですよね。
だからこそ、まずは一緒に現在地を確認することが大切だと考えています。
2学期は「遅れを取り戻す」だけじゃない
2学期は、数学も英語もさらに内容が難しくなっていきます。
だからといって、
「1学期の内容を全部完璧にしてから2学期に進もう」
とする必要もありません。
大切なのは、
今の学習と並行しながら、必要な部分を戻って補強すること。
例えば、
「2学期の数学を進めながら、1学期の計算だけ復習する」
「英語の授業に合わせながら、つまずいている文法を戻って確認する」
というように、現在の学習と復習を組み合わせることもできます。
どこまで戻るのか。
どこから先にやるのか。
ここは、お子さまの現在地によって変わります。
「どこから勉強すればいいか分からない」なら
もし今、
夏休みに思ったように勉強できなかった
1学期の内容に不安がある
2学期の授業についていけるか心配
問題を解いても、どこで間違えているのか分からない
本人に聞いても「分からない」と言われる
そもそも何から復習すればいいのか分からない
という状態でしたら、まずは「勉強量を増やす」より「現在地を確認する」ことから始めてみてください。
テストや学校のワークを一緒に見てみるだけでも、
「ここはできている」
「ここは少し怪しい」
「ここは前の単元に戻った方がよさそう」
ということが見えてくることがあります。
私の授業でも、最初から一方的に解説をするのではなく、
「どう考えたのか」
「どこまで分かっているのか」
「なぜその答えになったのか」
を確認することを大切にしています。
勉強は、できないところをただ埋めていけばいいわけではありません。
今できていることを確認して、次に必要なことを一つずつ積み上げる。
その方が、お子さま自身も「自分は何をすればいいのか」が分かりやすくなります。
夏休みの終わりこそ、2学期の準備を
夏休みが終わることを、
「まだ勉強できてない……」
と焦るきっかけにするのではなく、
「今の勉強を一度整理してみよう」
というタイミングにしてみてはいかがでしょうか。
2学期はこれから始まります。
だからこそ、今ならまだ、
「どこでつまずいているのか」→「何を優先するのか」→「どう勉強するのか」
を整理することができます。
「うちの子、何からやればいいんだろう?」
そんな状態でも大丈夫です。
まずは現在の学習状況を一緒に確認し、お子さまに合った「次の一歩」を考えていきましょう。
📚 澪耶先生の授業では
私は現役の塾講師として、これまで多くの生徒さんの学習をサポートしてきました。
授業では、ただ問題の解き方を教えるのではなく、
「なぜそう考えたのか」
を大切にしています。
「何が分からないか分からない」
「どこから復習すればいいか分からない」
という場合でも、現在の学習状況を確認しながら、必要なところから一緒に整理していきます。
夏休み明けの学習に少しでも不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
2学期を「なんとなく不安なまま始める」のではなく、今できることから一緒に準備していきましょう!
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