#3 Next Stageの究極の勉強法とは?
こんにちは。マナリンクで英語を指導させていただいております西です。
今回は生徒からよく質問される「Next Stageの勉強のしかた」について私の考えをお伝えできればと考えております。
*Next Stage(桐原書店)だけでなく、Vintage(いいづな書店)などにも当てはまる内容です。

(1) 使用に最適なのは、高2の2学期以降
Next Stageはこれ1冊だけで大学入試に対応できるほど、多くの問題と補足説明があります。
しかし、これを高校に入学したばかりの生徒が使用するのはかなり難しいです。ある程度、英語の知識がある生徒が使うものであり、私の感覚では英検準2級以上ならば大丈夫です。
したがって、高2の2学期以降に使用することをお勧めします。
(2) 高2と高3では使い方を変える
今から書く内容は、多くの先生が指摘していない内容です。
Next Stageは高2と高3では使い方を大きく変えてください。「高2=基礎力をつける」、「高3=得点力をつける」ことが大きな目標です。
◆高2のNext Stage活用術
学校で配布される場合は、学校の授業で小テストがありますので、まずは小テストで合格点がもらえるように徹底的に練習してください。具体的には以下の通りです。
・テスト実施日までに最低5回は解く
・テキストには直接書き込まず、ノートに解く
(1回目)
・テスト範囲にあたる箇所について、1回目は普通に解く
・答え合わせをしながら、右ページの解説を読む
・解説が分からないところがあれば、調べたり質問したりしながら疑問を解決する
(2回目)
・テスト範囲のあたる箇所を「根拠を考えながら」最初から最後まで解く
・答え合わせをする
・右ページの解説を読む
・1回目も2回目も間違えた問題にはチェックをつけておく
(3回目~5回目)
・ある程度時間を決めて(1単元15分程度)で解く
ポイントとしては「繰り返し解くこと」です。
どれだけ同じ問題を見たか、つまり「接触回数」が得点力アップにつながります。
また、文法単元によっては「知識単元(暗記が主体の単元)」と「思考単元(暗記ではなく思考・イメージが左右される単元)」に分かれます。
◆知識単元・・・助動詞、受動態・仮定法・動名詞・比較・前置詞・接続詞・主語と動詞の一致
◆思考単元・・・時制・不定詞・分詞・関係詞
こう見ると、やはり「暗記系が多い」ことに気づきます。語学なので、ある程度覚える必要があります。
◆高3のNext Stage活用術
高3はやはり、結果が求められます。
入試問題で最も出題数が多い単元はどれかご存じですか?
それは「動詞の語法」です。
しかし、多くの生徒は「語法」ではなく「文法」に走ってしまいます。
私は、受講生に「Next Stageは次の順番で勉強するように」と年度当初に伝えます。
*4月~7月
- 動詞の語法
- 形容詞・副詞の語法
- 名詞の語法
- 接続詞
- 前置詞
- 強調・省略・倒置
- 動名詞
- 否定
- 代名詞
- 助動詞
- 比較
- 仮定法
*8月・・・イディオム
とにかく、生徒に口酸っぱく言うのは「動詞の語法」です。「動詞の語法に1か月かけること」と伝えています。これで点数が劇的に上がります。