危険物取扱者丙種の指導、実はこんなふうに準備しています
2025/7/25
現在、ある高校1年生の生徒さんに「危険物取扱者(丙種)」の資格取得に向けたサポートをさせていただいています。
生徒さんは自動車整備士を目指しており、専修学校に在学中。
その学校のカリキュラムの中に、危険物取扱者の資格取得が組み込まれているとのことでした。
ただ、学校の授業だけではなかなか内容を理解しにくい…ということで、保護者の方を通じてご依頼をいただきました。
【実は、初めての指導内容でした】
本業は診療放射線技師。
普段の業務では危険物を直接取り扱うことはありませんし、私自身も危険物取扱者の資格は保有していません。
それでも今回ご依頼をいただいたからには、全力で準備して対応するのが自分のスタイルです。
まずは市販のテキストを1冊購入し、全ページを通読。
その後、複数年分の過去問を実際に解きながら、
「何度も繰り返し出題されている箇所」
「ひっかけやすいポイント」
「暗記だけでなく理解が求められる内容」
などを洗い出して、自分なりに論点を整理していきました。
さらに、それを自分の言葉で説明できる状態まで落とし込んだうえで、生徒さんに授業として伝えています。
【この学び方、実は資格試験や定期テスト全般に通用します】
このようなスタイルは、何も危険物取扱者に限った話ではありません。
・未知の分野でも一から理解する
・過去問で出題傾向を確認する
・頻出論点を整理・言語化する
・必要があれば補助資料を作成する
これは、ほとんどの資格試験や中学高校の定期テストに通じる学習法だと感じています。
【まとめ】
家庭教師と聞くと「得意な教科を教えるだけ」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、
生徒さんの目標に合わせて新しい分野にも柔軟に対応し、共に学ぶ姿勢もまた大切だと私は思っています。
今後も「できるようになりたい」という生徒さんの声に寄り添い、必要な準備を惜しまずに授業に向き合っていきたいと思います。
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