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国語

現代文の練習をするときに最低限注意したいこと3つ。

2026/2/26

みなさんこんにちは!講師の富岡です。

現代文の勉強について、勉強の仕方がわからない人がまずは意識する点を3つ紹介したいと思います。

現代文は量ももちろん大事ですが、質が伴わないといい加減な読解で終わってしまう危険性もあります⚠️

①指示語や接続詞は信号機であり、立ち止まって思考する。

さすがに大学受験にもなると、現代文で「指示語」や「接続詞」が大事なんていうのは言われるまでもなくわかっているよと、そう思う人も多いでしょう。

では、こう質問されたらどうですか?

「指示語や接続詞の一体何が大事なんでしょうか?」

今までは指示語に関する問題で「ここでいう『その』とは何を指しますか?」なんていう問題があったかもしれません。ですから、そういう問題を答えられるために大事なのだと考える人もいるかもしれません。

ですが、実際のところは違うのですね。

実は指示語や接続詞は、問題として出題されるから大事なのではなく、

問題として出題「されない」から大事なのです。

どういうことでしょうか。

文章を読むときに、指示語や接続詞を見かけたら、それは「黄色信号」だと思ってください。

設問にはなっていないけれども、必ずそこで立ち止まる必要があります。

その時にこう考えるんです。

「この指示語の示す内容を探して、当てはめてみよう。」

「ここに『しかし』があるということは、この後は反対の内容がくるはずだ。」

ここで何が言いたいかというと、

“本当に、ちゃんと立ち止まって考えていますか?”

ということです。

面倒くさかったり、時間がないからと言い訳をしたりして、考えることを放棄していませんか?

それは「信号無視」です⚠️

無視した瞬間、それは「読んだつもり」「やったつもり」になり大怪我の元になります。

ですが悲しいかな、それで正解してしまうような問題もあるわけです。だからこそタチが悪い。

なぜなら、偶然当たっているだけなのに自分は現代文ができると勘違いしてしまうからです。

たまたま車に轢かれず生還しただけのことなのです。それがいつまでも続くと思ってはいけないのです。

いつ何時どんな文章が出題されてもブレない人は、こういう基礎基本が徹底されています。

まずもって「指示語」や「接続詞」は黄色信号だと心得て、立ち止まって考える癖をつけましょう。

②不明な一節の内容を推論し、調べてみるところまでやる。

評論文なんかを読んでいると、必ず自分にはわからない一節が登場します。

まずやってはいけないのは、そこで思考停止してしまうことです。

文章が難しいとすぐに思考が止まってしまう人は、現代文の練習を進めていく中で思考体力をつけていく必要があります。

練習段階では、わからない箇所に関しては以下のようなアプローチをかけてください。

☑️前後関係、段落関係からおよその意味を類推する。

☑️問題を解き終えたら調べてみる。

まずは諦める前に類推することを試してください。

その際には前後関係だったり、もっと広い視野で段落関係だったりを確認して、なんとか意味を特定できないか試してみることが大事です。

そういうことを日頃からやっている人は思考体力がついてきます。徐々に意味を正確に類推することができるようになってきます。

ただそれだけでなく、全てが終わった後に、その分からなかった一節について調べてみてほしいのです。なんでもいいです、ネットでも参考書でもいいです。

現代文の力に必要なのは論理力だけではありません。

自分の「知らない」をどれだけ「知っている」にできたか、その教養力も大事なのです。

練習段階で、自分にとって難しいなと思う箇所をすっ飛ばしてそのままにしてしまうのは、自己成長の機会を失うことに他なりません。

面倒臭がらず調べるんです。あなたの世界そのものを広げるのです。

知識が全てではありません。しかし、知識がある人とない人が同じ文章を読んだら差が出てくるのは、火をみるより明らかではありませんか。

そのため、不明箇所は推論することに加え、調べるといった段階までやってみてください。

③記号問題ではなく記述問題を解く。

私はよく「記号問題は国語力向上のノイズだ」と言うことがあります。

記号問題ばかりやっていると、ちゃんと本文を読み込もうという意識が養成されないからです。

要は、選択肢を選ぶ「ために」本文の目ぼしい箇所だけみる、といった最悪なことをし始めるケースが多いということです。

また、記号問題では漢字や語彙の養成もできないからです。

答えが全て書かれてしまっているがために、自分で書く必要がなくなり、漢字や語彙を自分の内側から引っ張り出すことをしなくなるのです。

非常に受動的な勉強だと思いませんか?

練習段階ではどんどん書いてください。

40字、60字、80字、100字。はたまた150字や200字と、とにかく書くことを意識してください。

自分で答案を作成しないとなると、必死に本文を読み込みます。そうでないと何も書けないですから。

また、答案に書いていこうとすると、自分の中に漢字や語彙のストックが少ないことにも気づきます。

「あれ…、自分ってこんなに言葉を知らなかったんだ…」と気づきます。

書きたい内容があるのに、適切な言葉が出てこない。こんな経験みなさんもありませんか?

まさにこのとき、言葉を身につける最大のチャンスが訪れているのです。

練習段階ではたくさん記述問題に当たりましょう。

本当はもっとたくさんポイントはあるんです。

上級者になれば私からの要請はもっと細かく深いものになります。

ただ今回は、現代文の勉強がわからない人に向けて最低限押さえたい3つのポイントをお話ししました。

現代文は勉強が難しい教科です。

やはり適切な伴走者がいるのが最も良いと思いますが、まずは自分でできる範疇も広げられるはずです。

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