志望理由書|「自分らしさ」を発見する方法とは?

今の高校生は大変で、個性を伸ばせと言われたり、志望理由書に自分らしさを書けと言われたり、さまざまな自己分析を強要されます。まことにかわいそうです。
なんとなく流れに乗って30歳くらいに研究テーマがやっと見つかって、 50歳で花開いて、みたいな大器晩成型の人生を社会が歩ませてくれません。かわいそうに。
さて、志望理由書に自分の長所や短所を書かなくてはなりませんが、いわゆる自分らしさはどうやって発見すればいいのでしょうか?
誰かと対話することによって発見するしかありません。
自分が意識している長所短所なんてたかが知れてます。私たちは自分が意識してないことに支配されつつ生きているからです。
このことは、フランスの精神分析医であり哲学者であるジャック・ラカンが述べていることです。フランス哲学、あるいは身体論といったものは、日本ではほとんど研究している人がいませんが、ジャック・ラカンは、フランスでは、教養の1番に数えられるほど有名な人物です。
で、他者と対話しながら発見した自分の長所短所をどのように志望理由書に編み込んでいけばよいのでしょうか?
それはすでに、ネットにたくさん雛型があります。すなわち過去現在未来でストーリーを組むことです。高校時代〇〇を頑張って来てきた。大学では〇〇を研究したい。将来は〇〇をやりたい。というストーリーの中に、自分の長所短所を組み込んでいきます。
ストーリーというのは、テーマが1つしか入らないものです。皆さんこれができません。1つのテーマに基づいてストーリーを組み、かつその中に自分の長所短所を入れていくのが志望理由書ですが、皆さんそれができません。
テーマを1つに絞るというのは、簡単に言えば大人の社会で最近流行っている「セルフブランディング」と全く同じです。私は読解塾を主宰する傍ら、セルフブランディングの会社も経営していますので、よくわかります。私たちはふつう、雑多なことをなんとなくやってきた結果、今の自分が存在していると認識しています。しかし、志望理由書が求めてくるのは、あなたの人生のテーマを1行でキャッチコピー的にまず作った上で、あれこれと枝葉を埋めろといっています。こんなものは大人でもなかなかできることではありません。
ありとあらゆることを捨象した上で、1つのキャッチコピーを作るのです。 プロに任せた方がよっぽど楽です。任せないと漫然とした作文になります。高校の先生も、明るく元気でコミュ力の高い高校生の域を出ない作文的な添削しかしてくれません。
困り果てたら、ぜひご相談ください。
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