小論文で「何を書けばいいかわからない」理由|“なんか”から問いを作る方法
■ 「何を書けばいいかわからない」という状態
小論文の指導をしていると、
「何を書けばいいかわかりません」
という相談をよく受けます。
・テーマはあるのに書けない
・考えているのにまとまらない
・書いても浅くなる
👉 こうした状態です。
多くの場合、
👉 「考える力がないから」だと思われがちです。
しかし、実際には少し違います。
■ 生徒は最初から「問い」を持っているわけではない
現場で見ていると、
👉 生徒は最初から明確な問いを持っているわけではありません。
むしろ、
・なんか気になる
・なんか違和感がある
・うまく言えないけど引っかかる
👉 こうした“言葉になる前の感覚”を持っています。
(研究でもこの点を問題意識として扱っています)
■ 「なんか」は消すものではない
多くの人は、
👉 この「なんか」を無視します。
・ちゃんとしたことを書こう
・正解っぽくまとめよう
・評価される内容にしよう
しかし、
👉 この瞬間に思考が止まります。
■ 問いはどうやって生まれるのか
では、小論文の問いはどうやって生まれるのか。
それは、
👉 対話の中で少しずつ形になります。
・誰かに話す
・問い返される
・他人の言葉に触れる
・本やネットで調べる
こうしたプロセスを通して、
👉 「なんか」が「問い」に変わっていきます。
(実際の指導現場でもこの変化が起きています)
■ 小論文を書くとは何をすることなのか
ここが本質です。
👉 小論文とは「問いを作る作業」です。
・テーマに答える
・知識を書く
それ以前に、
👉 「何を問題としているのか」を決めること
これができていないと、
👉 書けません。
■ なぜ書けないのか
小論文が書けない人は、
👉 問いを飛ばしている
・いきなり答えを書こうとする
・いきなり意見を作ろうとする
その結果、
👉 「何を書けばいいかわからない」になります。
👉問いを再帰的に問えないと書けないということです
■ 私の授業でやっていること
授業では、
👉 「なんか」をそのまま扱います。
・違和感を言葉にする
・なぜ?を繰り返す
・対話を通して整理する
そして、
👉 「問い→主張→根拠」へと構造化していきます。
■ 起きる変化
このプロセスを通すと、
・白紙がなくなる
・自分の言葉で書ける
・文章に一貫性が出る
👉 小論文が“書ける状態”になります。
■ 実は、受験以上の意味がある
このプロセスは、
👉 受験対策にとどまりません。
・自分は何を考えているのか
・何に違和感を持つのか
・どう世界を見ているのか
👉 自己と世界の関係を考えることにつながります。
👉簡単にいえば自立した精神をもつ大人になります
■ まとめ
小論文が書けない理由は、
👉 能力ではありません
👉 問いがないことです
そしてその問いは、
👉 「なんか」から始まります
■ 最後に
もし、
・何を書けばいいかわからない
・考えているのに書けない
・小論文が苦手
そう感じているなら、
👉 まず「なんか」を大事にすること
ここから始めてみてください。