偏差値55から86へ!たった7つの識別で英語力が激変した私の体験
2025/5/5
英文解釈の革命:5文型で英語力が劇的に変わった私の体験
英語学習には様々なアプローチがありますが、私の人生を変えたのは高校2年生の時に出会った予備校の先生の教え方でした。それまでの学校英語とは全く異なる視点から、英文を「構造」から理解する方法を教わったのです。
英語との苦闘から breakthrough へ
高校2年生の4月、私の英語の偏差値は55程度でした。決して低くはありませんが、難関大学を目指すには物足りない水準だったのです。単語を知っていても文全体の意味がつかめない、複雑な英文に出会うたびに挫折感を味わう—そんな日々が続いていました。
しかし、ある予備校の先生との出会いが全てを変えました。その先生が教えてくださったのは、英文を「5文型」と「形容詞的修飾」「副詞的修飾」という観点から分析する方法でした。突き詰めれば、たった7つの識別ポイントが英文理解の鍵だったのです。
5文型という英語理解の鍵
この方法の素晴らしさは、どんなに複雑な英文でも基本的な構造に分解できるという点にあります。5文型とは具体的に:
1. S+V(主語+動詞)
2. S+V+C(主語+動詞+補語)
3. S+V+O(主語+動詞+目的語)
4. S+V+O+O(主語+動詞+間接目的語+直接目的語)
5. S+V+O+C(主語+動詞+目的語+補語)
これに「形容詞的修飾」と「副詞的修飾」を加えるだけで、ほとんどの英文が理解できるようになったのです。
驚異的な成績向上の実体験
この英文解釈法を学び始めてからわずか数か月、夏休み明けのテストでは予備校で1番になり、偏差値は90近くまで急上昇しました。この劇的な変化に予備校側も驚き、中堅私立大クラスから東大京大クラスへの移動を半ば強制的に促されたのです。しかし私は自分の目標を見据え、懇願して早慶上智クラスに移動したことを今でも鮮明に覚えています。
重要なのは成績の向上だけではありません。それまで恐怖の対象だった複雑な英文も、恐れることなく読めるようになりました。この「構造から理解する」という方法は、英語を「解読作業」から「理解する喜び」へと変えてくれたのです。
日本の英語教育の盲点
英語教師として多くの生徒を指導してきた中で、私は衝撃的な事実に気づきました。90%以上の生徒が5文型を正確に理解していないのです。さらに驚くべきことに、英語が「できる」と思われている生徒でさえ、5文型を正確に理解していないケースが多いのです。
彼らは単語力や暗記力で何とか乗り切っているだけで、本当の意味で英文の構造を理解していません。これでは複雑な長文や初見の難しい英文に対応することができないのです。日本の英語教育の根本的な問題は、暗記主義や断片的な文法理解、さらには英語講師自身が誤った方法で指導しているケースもあることでしょう。
効果的な英語学習のために
お子さんの英語力を本質的に向上させたいと考える親御さんへ。まず確認していただきたいのは、お子さんが5文型を正確に理解しているかどうかです。単語テストの点数だけでなく、英文の構造を理解する力が身についているかを見極めることが重要です。
もし5文型に不安があるなら、それを集中的に学ぶ機会を設けてみてください。短期間でも、正しい方法で学ぶことで驚くほど読解力が向上することがあります。私自身がその生きた証人なのです。
受験生へのメッセージ
受験生の皆さん、英語の成績に悩んでいるなら、まず自分の5文型の理解度を確認してみてください。単語を暗記する前に、文の構造を見抜く力を身につけることが先決です。
私の偏差値55から90への躍進は、決して特別な才能や膨大な学習時間によるものではありません。「正しい方法」を知り、それを徹底的に実践した結果です。現在、英語教師として多くの生徒を指導する立場になった私は、この方法の効果を日々実感しています。特に伸び悩んでいた生徒たちが、5文型の理解を深めることで飛躍的に成長する姿を何度も目にしてきました。
英語ができるようになるための道は一つではありませんが、5文型の理解は最も効率的な近道の一つだと確信しています。ぜひ、英文を「構造」から理解する喜びを体験してみてください。英語の世界が全く違って見えるようになり、あなたの可能性も大きく広がるはずです。
この先生の他のブログ
準1級合格への近道:英単語帳対決!『英単語ターゲット1900』 vs 『英検準1級でる順パス単』英検準1級に挑戦する皆さん、単語帳選びで頭を悩ませていませんか?今回は2024年度第3回英検準1級試験の語彙問題を徹底分析し、二大人気単語帳の「出題率対決」の結果をお届けします!驚きの分析結果長年、英検準...
英検準1級受験の最適なタイミング:70名以上の合格者を指導した講師の視点英検準1級は、多くの学生や社会人が目指す重要な英語資格です。CEFR B2レベルに相当するこの試験は、大学入試や就職活動でも高く評価されます。しかし、「いつ受験すべきか」という問いに明確な答えを持つ人は少ないでしょう。私は英語講...
「お子さんの進路は誰が決めるべきか」~現役家庭教師が見た進路指導の現実~本当に子どものためになる進路指導とは今年、私は都内の有名進学校に通うA君の家庭教師を務めていました。A君は慶應義塾大学法学部を第一志望としており、私は彼と一緒に学習を進める中で、「慶應にトップ合格できる」と確信していました。彼の...