【英語ブログ】単語学習 × 設問処理 ―― 内容一致・語句説明で失点しないために
英語長文で、こんな経験はありませんか。
本文は大体読めた気がする
選択肢も英文としては理解できる
それなのに、内容一致で落とす
語句説明がなぜか合わない
これは「読解力」ではなく、
単語の理解と設問処理のつながりに原因があります。
① 内容一致問題は「単語の言い換え探し」
内容一致問題は、
「本文の意味を覚えているか」ではなく、
本文の表現を、別の単語で言い換えた選択肢を見抜けるか
を見ています。
具体例①(本文)
Many people avoid difficult conversations because they fear conflict.
ここでのポイント単語は avoid。
×「避ける」と訳して終わり
○「意識的に距離を取る・しない選択をする」
選択肢例
A. People often refuse to have serious discussions due to fear of disagreement.
B. People enjoy having difficult conversations to prevent conflict.
正解は A。
ここで必要なのは、
avoid = do not choose to do
fear conflict = fear disagreement
という単語レベルの言い換え対応です。
👉 内容一致は
「話の流れ」ではなく「単語同士の対応関係」で決まります。
② 同義語ではなく「意味のズレ」で落とされる
失点が多いのが、
知っている単語なのに、意味の幅を知らないケース。
具体例②
本文:
The new policy had a significant impact on local communities.
選択肢:
A. The policy caused small changes in local areas.
B. The policy brought about major effects on communities.
significant を
「重要な」とだけ覚えていると迷います。
significant impact
= 数字的にも感覚的にも大きい影響
👉 正解は B。
単語帳で
「significant=重要な」
で止まっていると、設問で負けます。
③ 語句説明問題は「その単語の役割」を問う
語句説明問題で問われるのは、
単語そのものよりも
その文脈で、何をしている単語か
です。
具体例③
本文:
This discovery challenged the traditional view of history.
設問:
下線部 challenged の意味として最も適切なものは?
選択肢:
A. supported
B. questioned
C. ignored
D. confirmed
challenged を
「挑戦した」とだけ覚えていると混乱します。
ここでは、
traditional view(従来の考え)
discovery(新しい発見)
👉 「疑問を投げかけた・覆した」
正解は B。
語句説明=文全体との関係を見る問題です。
④ 「知っている単語」ほど危険
実は一番失点しやすいのは、
見慣れた単語です。
具体例④
He addressed the problem carefully.
address
=「住所」ではありません。
ここでは
address a problem
= 問題に取り組む・対処する
選択肢で
talk about
deal with
ignore
が並んだら、deal withを選べるか。
👉 単語帳で
「address=取り組む(問題)」
まで押さえているかが勝負です。
⑤ 単語学習の時点で「設問目線」を持つ
これを防ぐために、
単語学習をこう変えます。
✔ 覚えるときのチェックリスト
日本語1語訳で終わっていないか
「どんな場面で使われるか」を考えているか
抽象語か具体語か
設問で言い換えられそうな単語か
例:important
× important=重要
○ important
significant
essential
crucial
vital
👉 選択肢に出てきそうな形で覚える
⑥ 「単語が分かる=点が取れる」ではない
単語を覚える
文を読む
設問で言い換えを拾う
この3つが一直線につながったとき、
初めて点数になります。
「単語学習 × 設問処理」を意識すると、
内容一致で迷う時間が減る
語句説明で根拠を持って選べる
消去法が速くなる
という変化が起きます。
次回予告
次回は、
単語力を“聞き取れる力”に変える方法。
リスニングで
「知っているはずの単語が聞こえない」
本当の理由を解説します。