読めている“つもり”から抜け出す 国語・読解力の正体 第7回 「問題文の読み方で差がつく理由」 ―― 設問の読み方一つで正答率が変わる“問題文の読み方のコツ”を整理します
「本文はしっかり読んだのに間違えた」
「選択肢で迷って外してしまった」
この原因の多くは、
本文ではなく“問題文の読み方”にあります。
国語のテストでは、
本文読解と同じくらい
設問の理解力が重要です。
今回は、
正答率を左右する「問題文の読み方」を整理します。
① 設問を“なんとなく”読んでいる
多くの人は、
一度読んで理解したつもりになる
すぐに本文や選択肢に移る
という流れになっています。
しかし設問には、
何を答えるのか
どこまで答えるのか
どの視点で答えるのか
という重要な情報が含まれています。
ここを曖昧にしたまま解くと、
方向違いの答えになります。
② 「何を聞かれているか」を正確に捉えていない
設問にはいくつかのタイプがあります。
理由を問う問題
内容説明の問題
心情を問う問題
例えば、
「なぜ〜なのか」と聞かれているのに、
「何が起きたか」を答えてしまう。
このようなズレは、
それだけで不正解になります。
まずは、
問いの種類を見抜くこと
が最重要です。
③ 条件を見落としている
設問には、
必ず条件がついています。
「本文中から抜き出して」
「最も適切なものを一つ選べ」
「30字以内で説明せよ」
これらを見落とすと、
書き方が合っていない
選び方が間違っている
というミスにつながります。
設問は、
制限付きの指示文です。
④ 正解する人の設問の読み方
得点が安定している人は、
設問を次のように読んでいます。
① 問いの種類を判断する
まず、
理由か
内容か
心情か
を判断します。
これで答えの方向が決まります。
② 条件に線を引く
「なぜ」
「どのように」
「最も適切なもの」
など、重要な部分に注目します。
これにより、
読み違いを防ぐことができます。
③ 本文の該当箇所を探す
設問を読んだら、
「この答えはどこにあるか」
を意識します。
すぐに答えを書くのではなく、
根拠を探すことが重要です。
⑤ 選択問題で差がつくポイント
選択問題では、
設問の読み方がさらに重要になります。
例えば、
「最も適切なもの」
という場合、
完全に一致しているもの
一部だけ合っているもの
を区別する必要があります。
ここで設問の意図を読み違えると、
「惜しい不正解」になります。
⑥ 設問を“ヒント”として使う
設問は単なる問題ではなく、
本文理解のヒントでもあります。
例えば、
同じテーマの問題が複数ある
特定の段落に集中している
こうした場合、
重要な部分がどこかが分かるようになります。
設問をうまく使うことで、
読解の精度が上がります。
まとめ
問題文の読み方で差がつく理由は、
問いの種類を見抜けていない
条件を見落としている
根拠を確認していない
という点にあります。
大切なのは、
設問を正確に理解してから答えることです。
国語は、
本文だけでなく
問題文も読む科目です。
ここを意識するだけで、
正答率は大きく変わります。
次回予告
次回は、
「記述問題で安定して得点するための考え方」
―― 書く力を安定させるための
“答案の作り方の基本”を整理します。
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