学習Tips:問題集の取り組み方~丸付け・解き直しを効果的に~
2025/6/11
こんにちは。はせがわです。
今回は、問題集の取り組み方について、私自身が取り組んだ資格試験の中で実際にやっていた方法について書こうと思います。
といっても簡単なもので、やっていたのは、問題を解いたときの感触を記録に残すこと。
その効果・活用方法を、実際に問題を解いたときのノートの写真と合わせて紹介します。
*
問題集は、「解いたか・解いていないか」だけでなく「どう解いたか」「その後どう見直したか」が大事です。
私は見直しの効果を上げるために、3種類ほどのマークを問題番号に付けていました。
今回紹介するやり方が特におすすめな教科は英語。
わからない単語が問題文に含まれても正解できたり、消去法で二択に絞って正解できたりすることが多い分、どれくらいわかった状態で解いた問題なのか残すことで効果アップが図りやすいです。
✅️ステップ1:解いて終わりにしないための記録
私がやっていたのは、次のような簡単な記録です。
- 全く分からなかった問題 → 問題番号の横にチェックをつける
- 迷いながら答えた問題 → 三角(△)をつける
- 選択肢で迷った場合 → 迷った選択肢も小さく書いておく
- 知らない単語や用語があった場合 → 欄外にメモしておく
これをやっておくと、丸つけのときに「たまたま正解だったけど実はよく分かってなかった」問題や、「自信がなかったけど合っていた」問題を簡単に見分けられます。
✅️ステップ2:解き直し時のマークの変化をチェック
一度解いた問題をもう一度解き直すことは、やはり効果的です。
タイミングは忙しさや全体の理解度・苦手度によって色々試すことができると思いますが、たとえば以下のようなタイミングでやってみてください。
📌丸つけ直後
→マークをつけた問題や間違えた問題だけ、すぐにもう一度解いてみる
📌翌日や週末に
→問題集全体をあらためて一周し直す(時間をおくと記憶の定着度がよく分かる)
→忙しい場合や優先度が低い場合は、マークをつけた問題や間違えた問題に絞って解く
2回目以降に解くときは、「前回と比べてマークがどう変わったか」を見てみましょう。
チェックをつけた問題が△に変わったり、△だった問題がマークなしで解けるようになったり。
こうした変化を見ると、自分の理解の深まりを実感できますし、復習の優先順位も自然と見えてきます。
✍️実際の例:私がやっていたこと
ここで、実際に私がやっていた具体例を2つご紹介します。
試験の内容も目的も違いますが、「記録を残すことの大切さ」は共通して感じました。
▼ 英検準1級のとき
英検準1級の語彙問題は難しく、これまでの知識を断片的に使って正解はできても「本当に意味が分かっていたかどうかは別」ということが本当に多くありました。
私は、以下のような点に注意して記録をつけていました:
- 全くどれを選べばよいかわからない場合:チェックをつける
- 迷った場合、他の選択肢の意味が分からない場合:「△」をつける
こうすることで、「たまたま当たった問題」や「なんとなく分かった気になっている語彙」がはっきり見えてきました。
単語の学習はスマホアプリ(mikan)で進めていたのですが、この丸付けのやり方をしていたことで、アプリでの学習時も「これ、△でたまたまできてた単語だ」と印象に残りやすくなりました。
結果的に、語彙の定着度も上がったと感じています。
▼ 情報系試験のとき
情報系の試験では、内容が初めての分野ばかりで、最初は全然解けませんでした。
その分、解き直しと記録の工夫でなんとか理解を深めていきました。
はじめに書いた以下4点を基本として、
- 全く分からなかった問題 → 問題番号の横にチェックをつける
- 迷いながら答えた問題 → 三角(△)をつける
- 選択肢で迷った場合 → 迷った選択肢も小さく書いておく
- 知らない単語や用語があった場合 → 欄外にメモしておく
そのほかに
- 過去に解いたことがある問題 →「R(Repeat)」と記録
※過去問と全く同じ問題が出ることもある試験だったため
- 2周目以降は、自信がある問題 →「○」をつける
というマークも使っていました。
以下実際の写真ですが、1周目では正解率が50%台だったのが、2周目では70~80%台になっているのがわかると思います。
(メモ書きだらけで恐縮です。。。)
解き直しのときは確か時間がなかったため、前半は全問解き直し、後半はチェックや間違えた問題だけに絞って取り組んでいました。
📌最後に
問題集を使うときは、ちょっとした記録を残すことで、学習の手応えや見直しの効率が大きく変わります。
「正解したかどうか」だけでなく、「どれくらい確信を持って解けたか」「何があいまいだったか」を残しておくと、復習がしやすくなり、理解も深まります。
自分なりのマークのつけ方や記録法を作っておくと、どんな科目でも応用がききます。
私自身、今後の学習でもこの方法を続けていこうと思っています。
少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
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