学力向上のポイント「見える学力見えない学力」【記名⑥】
【単に学力向上では無く、基礎・基本から学ぶ】
児童・生徒の皆さんと接する中で、色々と気づいたことを書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
<ブログの題名について>
「見える学力見えない学力」とは、ずいぶん前にベストセラーとなった教育書の題名です。点数に表れるだけではない学力。それは何か?子どもに真に学力を身につけるには、どうすればいいのか?
当時、話題になったものです。
「勉強しても点数が上がらない」「どういう勉強をしたらいいのか分からない」「苦手意識を克服したい」そういう悩みを持っていませんか?
また、親御さんにとって、子どもが一生涯身につける学力を願うのは、親として当然の思いです。
その観点で、少し役立つ情報を発信していきたいと思います。
【今日の話題】(記名を大切に⑥)
(続きです)
T君への指導は続きます。
やっぱり、学習パートナーがいる個別指導は効果があります。
自分だけの学習では、このような性格や習慣に起因する学習過程の矯正はできません。
【学習準備や学習環境、姿勢も大切だぞ】
・学習の環境を見直そう
もう一度、自分が勉強している姿を見てみよう
机の上(教材テキストがどのように広げられているか)
筆記具も再度チェック
勉強する環境、部屋の様子
椅子や姿勢も大事
(このあたり、最近は小学校で担任の教師がしっかりした指導をしていないことが散見されます)
勉強に集中して効果を上がるかどうか、自分で問いかける
【ノート、どうなってる?】
結構、これも大切です。
T君の答案が、あの有様(失礼!)でしたから、学習ポイントの整理も…
予想が付きます。
このタイプは面倒なことが一番嫌いな性格…と思いますから
(というのは、実は私がT君と同じような道を歩んでいるのです)
学習ポイントを整理して書き残し、定期テスト前には短時間でチェックが出来る方法をT君と相談します。
その結果、T君と約束します。
わざわざ、「ポイントまとめノート」は作らない
(「ポイントまとめノート」のようなものを好んで、それが有効な生徒さんもいます。このあたりは、生徒さんの好みなので、それに合わせて私は対応します)
青のボールペンを活用して、
「ここポントだよ」
「これは絶対忘れないように」
「ここに着目して」
「この方法を使うと楽に解ける」
上記の内容は、いつも使っているテキストの余白に青ペンで記入することにしました。
その書き込みの横には、重要な問題(学習済み)があるという形です。
さらに、テスト直前の最後の点検には、この青字を見直しながら心を落ち着けます。
T君への指導は、まだまだありますが、ご紹介はこのあたりで…
指導の雰囲気を分かっていただければ幸いです。
さて、字の汚さや学習習慣をこと細かく(うるさく?)指導した私ですが、全く指導しなかった事例もあります。
次回は、そのF君のエピソードを紹介したいと思います。
引き続き、読んでいただければ幸いです。
(プライバシーに配慮するため、複数の児童・生徒のお話を混ぜながらお伝えしています。特定の児童・生徒のお話では無く、正確には事実と異なる部分がある、架空のエピソードとなりますが、どうぞご了承ください。)
つづく