新人IT研修講師が語る!“伝わる説明”と“伝わらない説明”のリアル

こんにちは、こばやしです。
普段は現役のフリーランスITエンジニアとして働きながら、IT研修の講師として新人エンジニアの指導も行っています。
新年度が始まり、学校では自己紹介や個人発表、プレゼンテーションなど、人前で「説明」をする機会が増える季節ですね。
「自分の言いたいことが上手く伝わらない」「どう話せば分かってもらえるのか分からない」と悩んでいる中高生の方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、大人になっても同じなんです。
約10年間、システムエンジニアとして様々な現場を見てきましたが、社会人でも「伝わらない説明」をしてしまっているケースは驚くほどたくさんあります。
今日は、私がIT研修の現場で実際に感じているリアルなエピソードを交えながら、学校の勉強やプレゼンにそのまま活かせる「伝わる説明のコツ」をお話しします。
「伝わらない説明」の共通点とは?
研修で新人の方に技術的な説明をしてもらうとき、「伝わらない説明」にはある共通点があります。それは「事実や情報をただ並べているだけ」になっていることです。
例えば、
「Aというエラーが出ました。だからBのコードを直しました。でもCのバグが出ました。」
これを聞いた相手は「で、結局どうしたいの?何が問題なの?」と迷子になってしまいます。頭の中にある情報を、思いついた順番でそのまま口に出してしまっている状態ですね。
“伝わる説明”の正体は「納得感」
では、相手に伝わる説明とは何でしょうか。
私が仕事でもっとも大切にしている言葉に「納得感」があります。
相手が「なるほど!そういうことか」と腑に落ちる状態(納得感)を作ることこそが、説明のゴールです。そのためには、頭の中を整理する「構造化」、「言語化」という2つのステップが必要になります。
1. 構造化:まずは「結論」と「全体像」から
伝わる説明の成功例は、必ず「骨組み」がしっかりしています。
「今から〇〇について話します。結論は△△です。理由は3つあります」
このように、最初に全体像の地図を渡してあげるだけで、聞き手は迷わずに話についていくことができます。
2. 言語化:相手の目線に合わせて言葉を選ぶ
ITの世界には専門用語がたくさんありますが、相手がそれを知らなければ伝わりません。相手の知識レベルに合わせて「どう言えば一番イメージしやすいか」を想像し、言葉を変換する力が必要です。
中高生の毎日にどう活かせる?
この「構造化」と「言語化」のスキルは、大人になってからの仕事だけでなく、中高生の皆さんの毎日の勉強にそのまま直結します。
数学の記述式問題
ただ答えの数字を書くのではなく、「なぜその公式を使ったのか(理由)」「どういう計算のプロセスを辿ったのか(構造)」を採点者に“説明”するように書くことで、論理的思考力が鍛えられ、部分点も狙いやすくなります。
英語のエッセイ・長文読解
英語の文章は「結論が先、具体例が後」という明確な構造(ルール)を持っています。構造化の意識を持つことで、長文の要点を素早く掴んだり、説得力のある英作文を書けるようになります。
情報の授業やプレゼン
スライドを作るときは、1枚に情報を詰め込まず「1スライド=1メッセージ」に言語化し、結論から話す。これだけで、先生やクラスメイトの「納得感」は劇的に変わります。
最後に
「分かりやすく説明する力」は、生まれ持ったセンスではなく、練習で誰でも身につけられる技術です。
日々の勉強やプレゼンの準備をするときに、ほんの少し「これを読んだ人(聞いた人)は、どうすれば納得してくれるかな?」と相手の視点に立ってみてください。その小さな意識の積み重ねが、将来どんな道に進んでも必ず役立つ大きな武器になりますよ。
この先生のおすすめコース
- 共通テストで「情報I」が必要な国公立大・難関私大志望の方
- 「プログラミング」や「データの分析」が苦手で、暗記に逃げている方
- 将来IT系に進みたい、または現役エンジニアから実学を学びたい方
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
情報/プログラミングのおすすめの指導コース
- IT(情報)の受験対策をしたい方
- IT(情報)について知りたい方 *全分野・全範囲OKです。
- ITの仕事について知りたい方 (例) *プログラマーって一生の仕事?→ いいえ。 マッタク違います。
- AI・機械学習に興味はあるけど難しそうで不安な生徒様・親御様
- オンラインでAIを学びたい生徒様・親御様
- 将来AI関係の学問・仕事に関わりたい生徒様・親御様
- 用語や知識を暗記しても、実際の問題にどう活かすかピンとこない
- 将来は工学部や情報系の学部に進学したい、共通入試の情報科目で高得点を取りたい
- 共通入試対策だけでなくITスキルまで指導できる先生
- 情報を勉強したことがない生徒さん
- ITやAIについて知りたい生徒さん
- 理系科目を女性の先生から教わりたい生徒さん
- 情報を勉強したことがない生徒さん
- ITやAIについて知りたい生徒さん
- 理系科目を女性の先生から教わりたい生徒さん