SFCの帰国生入試 算数|45分という制約
SFCの帰国生入試の算数で、難問対策に時間を使っていませんか。過去問を分析した立場から申し上げると、SFCの算数で問われているのは思考力ではなく処理速度です。45分という制限が、この試験の性格を決めています。
僕はena・四谷大塚・日能研で最上位クラスを担当してきた中学受験算数の講師です。海外在住のご家庭をオンラインで指導しています。
45分で、標準問題をさばく
SFCの算数で最も重要なのは、問題の難しさではなく時間の短さです。
出題されるのは、一問一問を見れば標準的な問題が中心です。見たこともないような奇問は多くありません。ですが、それを次々と処理していく必要がある。
つまり、じっくり考えて解く力ではなく、見た瞬間に手が動く状態を作れるかどうかが勝負です。この性格を知らないまま難問集をやり込むのは、方向違いです。階差数列が、繰り返し出ます
SFCの出題傾向で、特徴的な単元があります。階差数列です。
数の並びを見て、隣り合う数の差を取り、その差の並びから規則を見つける。この処理が繰り返し登場します。規則性の問題全般に言えることですが、SFCは特にこの型を好みます。
裏を返せば、階差数列の処理が手順として身についていれば、確実に得点できる問題があるということです。志望校に入れているなら、ここは重点的に演習しておいてください。
速さの問題も多めです
もう一つ、速さの出題比率が高い傾向があります。
速さは、ダイヤグラムと線分図の使い分けが要る単元です。時間の経過を追う問題ならダイヤグラム、距離や比の関係を整理するなら線分図。この判断を毎回考えていると、45分では間に合いません。
問題を読んだ瞬間にどちらを描くか決まる状態まで、反復しておく必要があります。
対策は、量とスピードです
整理します。SFCの算数対策は、標準問題を大量に、時間を計って解くことに尽きます。
毎日、時間を測って演習する。目標は本番より短い時間設定です。45分の試験なら、40分で解き切る練習をしておく。本番は緊張して普段より遅くなるからです。
そして階差数列と速さは、手順が固まるまで反復する。この二つは出題される可能性が高く、しかも訓練で確実に伸びる領域です。
明日から親がすべき、非情な決断
難問集を閉じて、ストップウォッチを用意してください。
SFCで求められているのは、難しい問題を時間をかけて解く力ではありません。標準的な問題を、迷わず、速く、正確に処理する力です。
地味な訓練ですが、この試験に関しては、それが最短です。
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