四科のまとめを何周してもできない6年生の共通点

四科のまとめを何周しても同じ問題を間違える。この教材で合っているのか、別の問題集に替えたほうがいいのか。6年生の秋、この相談は本当に多いです。結論から言います。教材も方向性も正しい。足りないのは、やり切ることです。
四科のまとめを回してもできないのは、教材のせいではない
四谷大塚の四科のまとめで基本パターンを固め、あとは過去問で実戦を積む。これはどの先生に聞いても、ほぼ同じ答えが返ってくる王道です。使う教材が四科のまとめでも別の薄い問題集でも、基本パターンを固めて過去問へ、という骨格は変わりません。
つまり勉強法はもう決まっています。決まっているのに成果が出ないなら、原因は実行の深さです。ここで教材を替えるのは、ゴール手前で走るコースを変えるようなものです。また1周目からやり直すことになり、仕上がりはさらに遠のきます。
「何周したか」ではなく「どこまで仕上げたか」
できない子の多くは、解説を読んで納得した瞬間、その場で解き直して正解した瞬間を、解けたと数えています。けれども1か月後、何もない状態で同じ問題を解けるかどうかは別物です。1回ごとの仕上がりが浅いまま周回だけ増やしても、同じ場所で同じようにつまずきます。
僕が生徒に言う宿題の基準は、同じ問題を出されたら1分以内に解けるところまでやり込んでくること。四科のまとめの基本問題は、入試でいえば大問1や小問集合のレベルです。ここで考え込む子に、後半の問題を解く時間は残りません。
皮肉なことに、四科のまとめを本当に完璧にしている受験生は多くありません。みんな持っていて、みんな回しているのに、やり切る子は少ない。だからこそ、やり切れば、それだけで差がつきます。
やり切ったかどうかは、ページ番号で判定できる
四科のまとめの問題を黒板にそのまま書いて、これは何ページあたりにあったかと聞きます。やり込んだ子は、だいたい120ページあたり、あの単元の下のほう、と即答します。適当にめくったページの問題をその場ですらすら解ければ本物です。親が解き方を知らなくても判定できるので、今日から使えます。
残り4か月、迷わず回すための手順
1単元ずつ時間を計って解き、1分以内・時間がかかった・間違えたの3つに印を分ける
印のついた問題だけを、数日から1週間あけて解き直す。1分以内で解けたら印を消す
印がほぼ消えたらページ当てで確認し、過去問の大問1〜3へつなぐ。教材は最後まで替えない
新しい問題集を買いたくなったら、それは不安の表れです。不安を消すのは新しい教材ではなく、手元の一冊の印がすべて消えることです。
四科のまとめで同じ問題を間違え続けるのは、方法ではなく、やり切り方の問題です。6年生の基本の仕上げから過去問の進め方まで、迷わせずにやり切らせる伴走を任せたい方は、僕のマナリンクのプロフィールにある「中学受験プロによる予習シリーズ専門の算数サポート」をご覧ください。無料相談で、いまの四科のまとめの進み具合を一緒に確認するところから始められます。
この先生のおすすめコース
- 塾の進度が速く、授業が「わからない」まま進んでしまう子
- 新学年(特に新4年・新5年)で良いスタートを切りたい子
- 塾の授業を「わかる!」に変え、自信を持ってほしいご家庭
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
中学受験におすすめの指導コース
- 何を覚えればいいかわからない
- テストで良い得点をとるためのコツを知りたい
- できればテストのふり返りも習慣にしたい
- 雨温図をいつも間違い、理由がわからない方
- 見るべきポイントを知りたい方
- 中村先生のレッスンを試してみたい方
- 理科を入試の武器にしたい方
- 理科的センス・発想力を身につけたい方
- 根底から子供の頭を良くしたい方
- 中学受験を検討中、または 受験の有無に関係なく学力の土台を作りたいご家庭
- 先取り学習をしているが、 理解できているかどうか不安を感じているご家庭
- 将来の 高校受験・大学受験を見据えて、算数(数学)を強みにしたいご家庭
- 塾などの直近授業のわからない箇所だけを確認したい生徒さん
- 単発受講で、長期休暇やすきま時間を有効活用したい生徒さん
- 先生との相性を確かめたいので単発授業から始めてみたい生徒さん