発達障害・グレーゾーンのお子さまの家庭学習の進め方
こんにちは。おおたです。
ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
私は、24年間、元公立小・中学校教諭で、特別支援学級担任と特別支援コーディネーターをしていました。
通常の学級に在籍している発達障害・グレーゾーンのお子さまがいらっしゃるご家庭から、「宿題や家庭学習の時間が大変です。」とご相談をいただくことがありました。
今回のブログでは、発達障害やグレーゾーンのお子さまの宿題や家庭学習の進め方についてご紹介します。
宿題や家庭学習の進め方のコツは、大きなものは2点です。
①全て完璧にしようとしない。
②学校と連携する。
これだけです。

①全て完璧にしようとしない。
保護者様はお子さまのためを思って、とても真面目に、丁寧にかかわっている方が多いと感じています。いつもそういう姿を見せていただくたびに、尊敬の念を覚えます。ただ、宿題や家庭学習の取組の時に、このよさが悪い方向に作用することがあるように思っています。
・宿題に必ず名前を書くようにする。
・宿題の始めの問題から最後の問題まで、間違えていたらやり直し、丁寧な字で書く。
・家庭学習は、問題も全てお子さまが書くようにする。
もしかしたら、そのことがお子さまの負担になって「宿題や家庭学習の時間が大変」になっているのかもしれません。
私も、とても真面目の保護者様に、宿題がうまくいかずに号泣しているお子さまの動画を見せていただいたことがあります。保護者様とお子さまの頑張りを痛感するとともに、お子さまの辛さを実感する経験でした。
宿題や家庭学習の目的は、「学習する習慣をつける」ことと、「学習内容を定着させるために予習・復習する」ことです。この目的を達成するためには、問題に取り組めたらまずはそれでよい、と思うこともひとつの方法です。
・宿題の名前を今日は忘れているけど、問題は取り組んでいるからよいことにしよう。(次回は宿題を取り組む前に伝える)
・初めの問題から最後の問題まで取り組めていたら、丁寧な字でなくても、今回は目をつむろう。(次回は宿題を取り組む前に、「きれいな字でかけるかな?」と伝える)
・宿題の間違えたところや、読めない字は、1つだけ直そう。
・家庭学習の問題の部分は、親(保護者様)が書こう。
問題に取り組めたらまずはよい、とすると、「宿題や家庭学習の時間が大変」だったことが、少し軽減されると思います。
気になるところは、次回の宿題の取組前に伝えると、お子さまも気を付けてくれるでしょう。
②学校と連携する。
保護者様が、宿題や家庭学習を完璧に取り組んでほしいと関わる理由のひとつは、学校でお子さまが注意されるのではないかと思ってのことだと思います。ですが、学校の先生方も、宿題や家庭学習でお子さまに大変な思いをしてほしいとは決して思っていません。お子さま一人ひとりに合わせた配慮も行われるようになっていますので、ぜひ担任の先生や学年の先生にお話してみることをお勧めします。
・宿題を嫌がってしないので、まずは、問題に答えるだけでもよいでしょうか? 名前を忘れていたら、親(保護者様)がいつもではないですが書きます。少しずつ名前も書けるようにしていきます。よろしいでしょうか?
・間違えたところを直そうとすると、イライラして物に当たってしまいます。まずは、1問だけ直すというところから取り組みたいのですがよろしいでしょうか?
・他のお子さまと少し異なる取組になってしまうのですが、学級で子どもが困ることはないでしょうか?
「困っていること」と「ご家庭で考えたこれからの対策」を伝えた上で、「いいですか?」と聞いてみると、先生もよい対策を考えてくださると思います。お子さまも、もしかしたら完璧に取り組まないと先生に注意されるかもと不安になるかもしれません。宿題や家庭学習をお子さまに合わせて取り組む前に、学校の先生に相談してみるのもよいと思います。
お子さまが小学校高学年でしたら、お子さまと①の取組について話し合ってみるのもよいと思います。
このお話が、宿題や家庭学習が大変なご家庭の参考になれば幸いです。
只今、宿題や家庭学習の取組サポートのコースもありますので、よろしければお気軽にお問合せください。

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