“書くこと”が苦手なお子さまの負担を減らす工夫
こんにちは。おおたです。
ブログを開いてくださり、ありがとうございます。
教員時代や、家庭教師をしていて、書くことが苦手なお子さまや、書くことに時間がかかるお子さまに、どうしようと悩んでいる保護者様のお話を伺ったことがあります。
お子さまが書きたがらず、宿題や家庭学習に取り組むまで時間がかかるというお話や、苦手だったり、時間がかかったりするからといって、書くことをしないともっと書けなくなるのでは…?と、不安になるというお話がありました。(※お話そのままを書いているわけではありません。)
学校生活で「書く」ということは、欠かせない活動のひとつです。
「書くことが苦手」→「書かない」→「もっと書かない」と悪循環にならないように、お子さまの負担を減らしつつ継続して書くことに取り組むための学校生活での工夫をいくつかご紹介します。

①学校でノートに書く量を決める
全ての授業で、黒板に書かれたものをノートに書き写すことは、書くことが苦手なお子さまにとってはとても大変なことです。
授業中は、「学習課題について考える」「先生の話を聞く」「友達の意見を聞く」「教科書を見る」「黒板を見る」など、実はたくさんの動きを同時にしています。そして、その動きと一緒に「黒板に書かれている字をノートに書き写す」ことをすることになります。さらに、「黒板に書かれている字を、どのようにノートに書き写すか」ということも考えながら書くことになります。
書くことが苦手なお子さまは、書くだけで必死になり、授業で何をしたのかまで気を配ることができなかったり、一生懸命に書いても最後まで書き終わらなかったりと「できなかった」という気持ちになることもあります。
「日付」「授業の目標」「授業のまとめ」だけは必ず書くなど、書く内容を絞ることで「決めていた内容は書くことができた」という達成感をもつことができます。また、授業の内容に集中する時間をとることができます。
②ノートのマス目を書きやすい大きさにする
小学校の中・高学年になると、ノートのマス目が小さくなってきます。そして、漢字などの画数は多くなってきます。このことが、「書く」作業をより難しくしている場合があります。
この場合は、ノートのマス目を大きめにすることで書きやすくなることがあります。
ただし、小学校高学年になると思春期に入り、周りの友達の目が気になるお子さまもいらっしゃいます。お子さまの気持ちを聞きながら対応していく必要があるでしょう。
③宿題や家庭学習の「書く」量を調整する
文章で書く宿題や、漢字の書き取りの宿題、家庭学習などは、お子さまの負担にならない量に「書く」ことを少なくするという方法もあります。
例えば、文章で感想を書く宿題であれば、「主人公は〇〇の時にどう思ったでしょうか?」などと、保護者様や支援者様が問題を書き、その答えを書くなど、学習の目標は達成されつつ、「書く」活動が減るようにします。
漢字の書き取りであれば、「手本を見て、2回漢字の書き取りをする」→「読みを聞いて、手本を見ずに漢字を書く」→「書けなかった漢字を、手本を見て2回書き取りする」と活動内容に工夫をして、「書く」活動が少なくても漢字を覚えられるようにします。
家庭学習であれば、問題は保護者様が書いて、答えはお子さまが書くなど、「書く」活動を減らすなどの工夫ができるでしょう。
④学校の先生に相談する
①、②、③とご紹介してきましたが、どれも学校の先生と連携することが大切だと思います。
個人懇談などで担任の先生に相談することが一番よいですが、保健室の先生や、コーディネーターの先生など相談しやすい先生にお話ししてもよいと思います。どの先生にお話ししても、保護者様のお話は情報共有されていくと思います。
ただし、「伝えたら必ず対応してくれる」というわけではないことも覚えておく大切なポイントです。
学校でのお子さまの姿と、ご家庭でのお子さまの姿は、きっと異なります。人はみな、環境が変わるとそこで見せる姿が変わりますので、どちらもきっと本当のお子さまの姿です。学校でのお子さまの姿から、「もう少し頑張ってみましょう」という結論にその時はなるかもしれません。
「お子さまのために」という視点はどの立場の方も一緒です。継続して話し合いながらよりよいサポートの仕方を探していくとよいでしょう。
一回の取組で終了ではなく、「取り組んでみる」→「修正する」→「もう一度取り組んでみる」の繰り返しをしていく必要があります。保護者様自身の負担も大きくなりすぎないよう気を付けながら、工夫できるとよいと思います。
何事も習得するためには、何度も繰り返すことが大切です。「書く」こともお子さまの負担になりすぎない程度に、継続して取り組めるよう工夫できるといいですね。
このお話がどなたかの参考になれば幸いです。
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