[カナダ生活のリアル 2] カナダって寒いの? トロント地区の気候
第1回ではカナダの医療事情についてお話ししました。今回は「カナダの気候」、特に冬の暮らし方についてご紹介します。
短いけど最高に快適な夏
カナダの夏は、最高気温が30度を超える日は数えるほどしかありません。しかも湿度が低いため、気温が高くても日陰に入れば驚くほど涼しく感じます。高温多湿の日本の夏とは全く違う体感です。正直に言うとこの季節だけは「カナダにいて良かった!」と心から思います。
そして夏至の頃(6月末)は日照時間も長く、私の住むトロント近郊では夜10時になってもまだ外で本が読めるぐらい明るいです。
厳しい冬、でも大丈夫
一方で冬はたしかに厳しいです。トロント郊外では日中でもマイナス10度前後、朝の最低気温がマイナス20度を下回ることも珍しくありません。私が自宅前で経験した最低気温は約10年前、マイナス27度というのがありました。
カナダには「冬に外に出なくても生活できる」工夫がたくさんあります。都市部の地下街は非常に広く発達していますし、駐車場も屋内型が多く、自宅のガレージも建物内から直接出入りできる作りが一般的です。実は猛吹雪の中を歩くようなことは少ないのです。
室内に入れば全館暖房が基本でどの部屋も均一に暖かく、バスルームやトイレへ行くのが寒いということもありません。公共施設や商業施設では暖房が効きすぎていることもよくあり、コートの下は半袖という人もたくさんいます。
そしてオタワの名物のリドー運河。「冬になるとここは凍結して、その上をみんなスケートで通勤する」と聞いたときは冗談だと思いましたが、これは本当の話です。
短くて美しい春と秋
春と秋は驚くほど短いです。桜は5月初旬に満開になりますが、開花と同時に葉も出てくるため、満開の花を楽しめるのはほんの数日間だけ。秋は早ければ9月から紅葉が始まり、10月にはカナダの象徴でもあるカナディアンメープルが真っ赤に染まります。国旗のモチーフになっているのも納得の美しさです。
カナダ旅行におすすめの時期
もしカナダ旅行を考えているなら、まずは7月がおすすめです。過ごしやすい気候と長い日照時間を楽しめます。次におすすめなのが10月の紅葉シーズン。そしてカナダに慣れてきたら、ぜひ1〜2月の厳寒期も体験してみてください。実はこの冬こそが、カナダが最もカナダらしくなる季節です。
そんなカナダで生活する中で見えてきたことがたくさんあります。次回は「食料事情」についてお話しします。
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