疑問文には「力」がある
2020/10/13
こんにちは!若田部と申します!
今回のテーマは
「疑問文」には力がある です。
もちろん、スピリチュアル的な話をしたいわけではないですよ(笑)
今回は、小論文・推薦対策の内容に絞ってお話しします。
さて、気を取り直して
疑問文に力がある、と感じたことはありますか?
こう聞かれたとき、人間の反応は、大体こうなります。
①あります。
②ありません。
③どうしてそんなこと聞くんですか?
④え、急に何を言い出したん!?
⑤(返事をしない) あたりでしょうか。
つまり、おおよそ
①肯定 ②否定 ③⑤拒絶 ④驚き ⑤無関心 です。
これ、すごいことだと思いませんか?
本来、言葉の組み合わせや思考の流れ、感情…というものは、無限に存在します。
なのに、ざっくり5パターンの道筋だけになってしまいました。
もう少し現実的な例え話をしましょう。
「今日のお昼ご飯なんだったん?」と友人から聞かれたら、
「弁当」とか「おにぎり」とか「昼練で食べられなかってん」みたいに、ある程度方向性が絞れていきます。
「今日のお昼ご飯なんだったん?」という疑問文に対して、「ゴリラ」とはならないですよね。
これはもう、会話というより漫才です。
けれども、「ゴリラ」という言葉が変なのかというと、そうではありません。
例えば「昨日はYouTubeでゴリラの動画見ててん」という文自体は、全く問題ない文章です。
けど、「今日のお昼ご飯なんだったん?」に対して「ゴリラの動画見ててん」は全く意味が通じません。
どうして、こんな現象が起こるのでしょうか?
疑問文には、もっと厳密にいうと「質問」には、
「会話の方向性を明示する」という力・役割があります。
つまり、「質問」という行為は、本来無限にあるはずの「言葉の組み合わせや思考の流れ」を、ある一定の方向へと制限する働きがあるのです。
では、これを「小論文・推薦対策」に応用して考えてみましょう。
例えば、課題文を読んだ後、「ヤバイ…。全く思いつかん…」となったとします。こういうとき、疑問文の力を借りましょう。
「私はどういう意見を持ったの?」「課題文の言いたいことは何だった?」「賛成?反対?」などなど、とにかく自分にたくさん質問をしてみましょう。少なくとも、どの方向に進めばいいのか分からず、立ち尽くしている状態からは抜け出せます。
例えば、「書く内容には困らないんだけど、書いてたらごちゃごちゃしてしまうんです…」というお悩みをお持ちの方。疑問文の力を借りましょう。
「筆者の主張は、どういったものだったの?」「私たちにできることは、どういったことがあるのか?」など、自分自身に問いかけ、その問いかけに答える形で、文章を書いてみるのです。
もちろん、実際の小論文では、これだけでなく、「論理」「表現」「構成」といった様々な要因が絡むので、決してこれだけでなんとかなるわけではありません。
けれども、「全く思いつかない…」とか「書き方がまじで分からない…」みたいな状態からは、きっと抜け出せるはずです。
ぜひ「疑問文を作る」という発想方法。試してみてくださいね!
今日はここまで。
次回は、同じ「疑問文」のテーマですが、
「英語」という科目の方向性で、お話ししていきます!
お読みいただき、ありがとうございました!!
※ちなみに、私若田部、オンライン家庭教師の側、心理カウンセラー・コーチとしても活動しています。現実のカウンセリングの現場では、こういった形で「質問」を適切に活用することで、クライアントさんのお悩みについて、何に悩んでいるのかをはっきりさせたり、一緒に答えを探したり、新しい考え方を見つけたりします。
将来、臨床心理士や公認心理師・カウンセラーや、もっと幅広く医療系の道に進みたいな~という方は、小論文等関係なしに、身につけられるといいですね!
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