総合型・学校推薦型対策

【超詳細版】総合型選抜の準備とは⁉️

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2025/5/12

こんにちは☀️

マナリンク講師の若田部です。


総合型選抜(旧AO入試)は、従来の学力試験だけでは測れない多様な能力や可能性を評価する入試制度です。


しかし「いつから」「何を」準備すればよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?


今回は、高校生活の各段階で取り組むべきことと、高校3年生になってからの具体的な準備プロセスについて、実践的なアドバイスをお届けします❗️


受験生はもちろん、サポートする保護者の皆様にも役立つ内容になっておりますので、ぜひご一読ください😁


一緒に理想の進路を実現していきましょう!



🔍【時期別】総合型選抜に向けた準備ステップ🔍


 🔶高校1年生の時にやるべきこと🔶

この時期は「土台づくり」の段階です。

まだ志望校が決まっていなくても取り組める、汎用的な準備を始めましょう。


【具体的な取り組み】

○ 学業の基礎固め

総合型選抜でも基礎学力は必須です。特に英語・国語は多くの選考で必要になります。


○ 興味関心の探索

様々な分野に触れ、自分の情熱を見つけましょう。図書館で様々な専門書を手に取ったり、オンライン講座で興味のある分野を学んでみましょう。


○ 活動記録の開始

日記やポートフォリオを始め、学びや気づきを記録する習慣をつけましょう。スマホのメモアプリでも構いません。


○ 読書習慣の確立

多様な本を読むことで、知識や語彙力、思考力が身につきます。月に最低2冊は読む習慣をつけましょう。


🔷高校2年生の時にやるべきこと🔷

この時期は「方向性の探索と深化」の段階です。

自分の興味関心を掘り下げ、具体的な活動に落とし込みましょう。


【具体的な取り組み】

○ 志望分野の絞り込み

1年生の探索をもとに、興味のある分野を3つ程度に絞り込みましょう。


○ 関連する探究活動

志望分野に関連するテーマで探究活動や課題研究に取り組みましょう。校内の部活動やコンテスト参加も効果的です。


○ 大学研究の開始

オープンキャンパスや大学説明会に参加し、志望校候補をリストアップしましょう。


○ 小論文の基礎練習

時事問題について自分の考えをまとめる練習をしましょう。週に1回、新聞記事などを読んで800字程度の意見文を書く習慣をつけると効果的です。


○ 資格取得の計画

志望分野に関連する資格の取得計画を立てましょう。英検やTOEIC、情報処理技術者試験など、自分の進路に役立つ資格を選びましょう。


🔶高校3年生 春〜夏(4〜8月)🔶

この時期は「志望校決定と出願準備」の段階です。

具体的な志望校に向けた戦略的準備を始めましょう。


【具体的な取り組み】

○ 志望校の最終決定

4〜5月のオープンキャンパスで情報収集し、6月までに志望校を決定しましょう。


○ 入試要項の徹底研究

各大学の入試要項を入手し、選考方法や日程、提出書類を確認します。特に出願開始日と提出書類の締切には注意しましょう。


○ 学校推薦型との併願戦略

総合型選抜と学校推薦型選抜の併願も視野に入れ、それぞれの特徴を理解しましょう。


○ 出願書類の準備開始

志望理由書や活動報告書の下書きを始めましょう。

8月から募集要項が出たり事前課題が発表される大学が多いため、7月までに事務的な書類については、草稿を完成させることを目指します。



✍️【高校3年生】総合型選抜の具体的準備プロセス✍️

✅ステップ1:自己分析と大学研究(4〜6月)

まずは自分と志望校をとことん理解することから始めましょう。


【具体的なアクション】

☑︎自己分析ワークシート作成

以下の項目について具体的にリストアップします。

  ○ 強み・弱み(性格特性)

  ○ 得意科目・苦手科目

  ○ これまでの経験・活動歴

  ○ 興味・関心のある分野や社会課題

  ○ 10年後のビジョン


☑︎大学の教育理念と自分との接点探し

大学の建学の精神や学部の教育方針を調べ、自分の価値観や目標とどう合致するか考えます。


☑︎学問分野の最新トレンド把握

志望分野の最新動向や注目されているテーマを調査します。図書館はもちろん、内容は難しいですが、J-STAGEなどの論文データベースを活用するのもいいかもしれません!


✅ステップ2:出願書類の作成(6〜8月)

出願書類は時間をかけて何度も推敲することが重要です。


【具体的なアクション】

☑︎志望理由書の構成づくり

  1. 導入部(志望の動機・きっかけ)

  2. 本論部(高校時代の取り組み・学び)

  3. 展開部(大学でやりたいこと・研究テーマ)

  4. 結論部(将来ビジョンと社会貢献)


☑︎エピソードの具体化

抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字で説明しましょう。

  ×「部活動で頑張りました」

  ○「週5日、朝練も含めて1日3時間の練習に3年間取り組み、県大会ベスト8に貢献しました」


☑︎添削と推敲

先生や家族に読んでもらい、客観的な意見をもらいましょう。

一発で書き上げることよりも、何回も書き直して、より良いものを磨き上げていくイメージで行いましょう!


✅ステップ3:小論文・課題対策(7〜9月)

論理的思考力と表現力を養う訓練を計画的に行いましょう。


【具体的なアクション】

☑︎過去問分析

志望校の過去3年分の小論文題を分析し、出題パターンを把握します。

○ テーマ別の情報収集頻出テーマ(教育、環境、AI、少子高齢化など)について基本情報と最新動向を整理します。

○ 時間配分トレーニング

実際の制限時間内で書く練習を繰り返します。

例)

  構想・メモ書き:15%

執筆:70%

  見直し:15%


○ 論理構成の型を習得

例)

  1. 序論(問題提起・自分の立場)

  2. 本論(具体例・データ・反論への対応)

  3. 結論(提案・展望)


✅ステップ4:面接・プレゼン対策(8〜10月)

本番さながらの模擬練習を重ねることが成功の鍵です。

【具体的なアクション】

☑︎想定質問リストの作成

以下のカテゴリーで最低でも30問は質問を準備しましょう。

  志望理由に関する質問

  学問・研究に関する質問

  高校生活に関する質問

  時事問題に関する質問


☑︎非言語コミュニケーションの練習

姿勢、アイコンタクト、声の大きさ、話すスピードに注意した練習が大切です。

1人でやるのなら、スマホで自分を録画して客観的に確認しましょう。


☑︎グループディスカッション対策

  適切な発言量(多すぎず少なすぎず)

  他者の意見の発展させ方

  議論のまとめ方


✅ステップ5:当日の準備と心構え

最後は本番に向けた細かな準備と心理面の調整です。


【具体的なアクション】

☑︎会場下見と移動計画

できれば試験1週間前までに会場への経路を確認し、余裕をもった移動計画を立てます。


☑︎持ち物チェックリスト

受験票、筆記用具、時計、身分証明書など必要なものを前日に確認します。


☑︎コンディション調整

試験1週間前から規則正しい生活リズムを心がけ、十分な睡眠をとります。


☑︎リラックス方法を試しておく

遠方、特に前泊を伴うような受験会場の場合、直前でいつもと違う環境での生活を強いられます。

深呼吸、軽いストレッチなど、緊張をほぐす方法を身につけておきましょう。


☝️️心折れずにやり切る工夫☝️


総合型選抜を含め、大学入試は長期戦です。

モチベーション維持のために、以下のことを心がけましょう!!

1. 小さな目標設定

大きな目標を小さなステップに分け、達成感を積み重ねる


2. 定期的な振り返り

週に1回、進捗や課題を書き出す時間をとる


3.仲間づくり

同じ志を持つ友人と情報交換や励まし合いをする。

隣のあの子は、ライバルじゃなくて未来の同級生!


4.メンタルヘルスケア

趣味や運動で適度にリフレッシュする時間を確保する


🧑‍🏫まとめ

総合型選抜は、単なる「入試対策」ではなく、自分自身を深く理解し、将来のビジョンを明確にしていくプロセスでもあります。

そのためには【早め早めの準備】がとても大切!

早すぎて遅いことはありません!

時期ごとの段階的な準備と、具体的なプロセスに沿った対策を進めていけば、必ず結果はついてきます!



ご質問やご不明点などありましたら、お気軽にお問い合わせください😄

皆さんの挑戦を心から応援しています!


【参考情報】

文部科学省「大学入学者選抜実施要項」(令和6年度版)  

  https://www.mext.go.jp/nyushikaikaku/index.htm

大学入学者選抜協議会「総合型選抜・学校推薦型選抜実施状況」  

  https://www.daigaku○kyogikai.org/

ベネッセ教育総合研究所「高校生の学習・進路に関する調査」  

  https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/

河合塾「総合型選抜対策講座資料」  

  https://www.keinet.ne.jp/

※この記事は2025年4月時点の情報に基づいています。各大学の入試要項で最新情報を必ず確認してください。

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