東大英語を読もう(2023年) 8
英語長文の読解方法について、ベテラン講師の視点から説明していこう。今日用いるのは東大の問題だ。東大は、我が国では一、二を争う最高峰だが、その英文には素直なものが多く、問題の出題のされ方も正統派で、決してひねくれたところはない。しかしながら、正確に読み解かない限り、真の理解には達するのが難しい、といった英文だ。これを解説していこうかと思う。なお著作権の問題もありそうなので、ここでは英文は記さない。下記リンクから問題文を入手されたし。受験生諸君、頑張って見られよ!
https://www.yomiuri.co.jp/nyushi/sokuho/k_mondaitokaitou/tokyo/mondai/img/tokyo_zenki_eigo_mon.pdf
では、私の解説を読みながら、令和5年の東大の英語の問題を見てみよう。大問1のIn the 2010sから始まる長文問題だ。ついに最終の第8パラグラフだ。
・重要情報のthat節
最終文にはIt makes sense then that SVとある。まずthenはここでは「もしそうならば」とか「そういうわけで」といったニュアンスがあり、前出情報を受けることになる。そして重要情報はthat以下にある。
この最終パラグラフを簡潔にまとめれば、「時間不足を感じる人は心配になったり落ち込んだりする。運動もせず食生活も不健康的だ。仕事も非生産的になる。そういうわけで、心理学者が時間の最善の使い方に関心を高めるのも納得がいく」といった調子だ。
一応は最終文のthat以下が重要情報だが、内容は具体的ではないので、ある程度は注目すべきものだが、重要度はそれほど高くないように思う。全体としては、「時間不足に陥っているので、時間をきちんと有効活用しよう」みたいな流れの段落だが、当たり障りのない内容になっているので、この長文全体ではそれほど注目すべきものではなさそうだ。
以上、これは要約問題だが、それは各自でやってみよう。ここでは解答例は出さない。さあ、頑張ってみよう!
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