倒置&情報構造
英文にはある程度決まった情報の流れがあります。ふつう、この流れは「旧情報から新情報へ」と言われています。確かにそうなのですが、もうちょっと違う側面もあります。それは、「短い情報から長い情報へ」ならびに「重要性の低い情報から重要性の高い情報へ」といった流れです。英文では、このような情報の流れに沿った英文を書くために、しばしば語順をひっくり返すことがあり、これが「倒置」と呼ばれる文法事項となっています。以下、例文で確認してみましょう。
1) A house stands on the hill.
2) On the hill stands a house.
さて、上の2つの例文では、どちらのほうが自然でしょうか。1) の英文では、A house と a のつく名詞が先にあり、その後で the hill と the のつく名詞が後にあります。しかし、この英文の流れは情報構造の規則に反します。なぜなら、a は新出単語を表すのに対して、the は既出単語を表すので、この英文は「新情報から旧情報へ」と流れているからです。そこで、このような場合には、2) のように先に the hill を置いて、その後に a house を置く方が自然なのです。これを文型の観点からすれば、1) は「SVM」という形になっており、2) は「MVS」という形になっています。2) の英文は倒置となりますが、なぜ倒置されるのかといえば、情報構造がその理由になるのです。
他にも例文を確認しましょう。
3) People who have more than one pet are happy.
4) Happy are people who have more than one pet.
3) の英文では、主語の部分が People who have more than one pet でとても長いものになっており、述語の部分が are happy と短くなっています。そうなんです、これでは「短い情報から長い情報へ」といった流れに反するのです。だから、3) の英文は少し不自然であって、4) のように順序を変えるのが望ましいのです。文型の観点からは、3) の文は、「SVC」となっていますが、4) の英文は「CVS」となっています。これも倒置ですね。倒置とは、情報構造にのっとった英文をつくることから生じるのです。
そういえば、YouTube上に無人塾っていう仮想空間的塾を立ち上げてみました(^^♪ え、なぜそんな名前にしたかって? だって、誰も見に来ないから……ゴニョニョ( ;∀;)
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
英語のおすすめの指導コース
- ✔英作文とスピーキングが苦手な人
- ✔短期間で有効な学習方法を見つけたい人
- ✔英検を英語学習の動機付けにしたい人
- 早慶上理、MARCH、関関同立等の難関私大合格を目指す生徒を対象に、学年に応じた英語対策を行います。
- 難関校に合格したいけど、何をどう勉強するのが一番の近道なのか分からない人
- 志望校と自分の学力のギャップが大きくても優しく指導して合格へ導きます。
- 中学生で英検合格を目指している子
- 単語がなかなか覚えられない子
- 何から始めればいいかわからない子
- 中高一貫校の英語授業の進度が早いと感じている方、復習をきっちりしたい方
- 中高一貫校の教科書、ニュートレジャーやプログレスの予習復習をしたいと思っている方
- 難関大学受験への基礎力をつけたい方
- 英語を「読めない・意味が取れない」と感じている生徒さん
- 日本語を学ぶように物語を通して読む力をつけたい生徒さん
- 英語の基礎からやり直して自信をつけたい生徒さん