「英語長文問題」という問題
英語の長文問題!
毎年この時期になると、英語の過去問にチャレンジし、撃沈してしまう受験生が増えてきます。学校の定期テストでは何とかなったのに、模試や過去問を解いてみると、思っていた以上に結果が悪く、伸び悩んでしまう。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
原因の多くは長文で点数が取れないことです。選択問題ではどうにかなるのに、いざ記述問題となると、書けないといった悩みが出てきます。
以前、中3の冬に入会した生徒さんがいます。いわゆる優等生です。英語以外は入試問題で9割を超えるが、英語だけはどういうわけか6〜7割だというのです。
過去問を解いてもらいました。解く時間はぎりぎり間に合いました。文法や会話の問題、選択問題は問題なく解答できています。ですが、長文や和訳の記述問題になると、正答率は半分以下に落ちてしまいます。
ひと通り、問題を解いてもらった後、フィードバックのために、長文を口頭で訳してもらいました。優等生だけあって、単語・熟語の知識は豊富で、ある程度は訳せるのですが、やや複雑な文になると、ほころびが出てしまいます。
これまでにもそこそこ長文は読んでいたらしいのですが、わからないところをそのままにしていたために、アバウトに読む習慣がついてしまったようです。
入塾後、各県の県立高校入試問題を教材とし、長文を訳してもらう練習をしていきました。最初はちょっとピントがずれていたため、正答率は60%程度だったのですが、細かい部分を丁寧に訳す練習を何度か重ねていき、授業開始2週間後に正答率は80%を超え、2ヶ月後には90〜100%に跳ね上がりました。
読みが正確になることで、読む速度も上がり、それまで制限時間ぎりぎりで勝負していたのが、10分程度余るようになりました。
わからなければ、限界ぎりぎりまで考える!
これまで30数年英語を教えてきましたが、伸びる人と伸びない人の差は「わからないところがあったら、自分の限界のぎりぎりまで考えるかどうか」ではないかと思います。上記の生徒さんの場合も入塾当初は英語を単なる暗記科目と捉え、わからないところはあまり深く考えず、とりあえず暗記していたと言います。でも、まずは自分で考える習慣がつくにつれ、大きく英語の力が伸びていきました。
近年、大学入試が大きく変わりました。センター試験が共通テストになり、英語についていえば、文法や発音・アクセント問題が消え、読解問題とリスニングのみとなりました。高校入試でも同じような傾向が見られます。公立・私立を問わず、圧倒的に長文読解問題が増えてきています。
文部科学省の意向もあるのでしょうが、時代の要請といってもいいのではないのでしょうか。情報化時代。情報を受け取り、その情報をどう分析し、処理するか。そんな能力が問われる時代になってきたのだと思います。その流れの中で、教育も変わらざるを得ない…。
そんな難しい話はさておき、単純に英単語や文法を覚えていくだけの勉強ではなく、英語を読んでいく楽しみを少しでも皆さんに伝えられたらなと思う今日この頃です。
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