スピーキング 上達法
2023/6/29
日本人の英語スピーキングの現状
留学経験もない普通の日本人だと、英語を話すのが苦手だという人は少なくないです。読む、聞く、書くはまだ何とかできるけど話すのがちょっと…って感じです。ただそういう人たちに限って英語を声に出すという音読や発音練習をほとんどしていない様です。
これは当たり前..日頃やっていないのだから急に「英語で話してください。」と言われ、固まってしまうのは当然です。さらに日本の英語教育は(いろいろ改革されると言われていますが)まだ文法、英文の和訳が中心になっていて話す練習はあってもかなり少ない印象です。
現状は学校教育に期待しても難しい様です。結局英語学習者自らが英語を話す練習を意識的にしていかないと上達はおぼつかない状況にあります。
スピーキング どうやって?
じゃあ、どうしたらいいでしょうか?その答えはいたってシンプル!
とにかく、声に出して1にも2にも3にも「練習、練習、練習」しかない..
私のスピーキング強化法
自分がやってきたことを思い起こしてみると..
①NHKの基礎英語で外国人講師が読む英語を後に続いて繰り返す練習をしました。役割練習の時間でそのエピソードの役になり切って俳優や声優になった気分でセリフを言う練習をしました。
②英語の教材は教科書であれ、単語帳であれ、長文読解であれ、できるだけCD付きのものを購入し吹き込まれたネイティブスピーカーの後に続いてリピートすることをたくさんやりました。
③中学・高校の修学旅行先で外国人を見かけたら「Hello, May I speak to you?」と話しかけて会話をしました。大学生、社会人になっても機会があれば外国人に話しかけ、リアルに英会話をしました。
④英語スクールに物理的に通うのが難しい場合、低価格で比較的高品質なサービスを提供しているオンライン英会話があるのでそれを定期的に利用してきました。
⑤現在は、BBCやCNNのニュースやネットフリックスの英米のドラマや映画の劇中のセリフを聞いて(字幕のサポートを使うこともあるが)その場で真似して影のように後について話していくというシャドーイングを実施しています。
楽しくPractice!
上のすべてに共通しているのがとにかく「声に出して英語を話す」ことです。Practice, Practice, Practice..って感じで。それも何かに強いられて嫌々やるんじゃなくて「楽しんでやる」、うまくできてもできなくても練習自体を「楽しんでやる」が肝要です。
形や方法にこだわらず声に出して英語を話すことを1日の中で何回か日課として行ば、たとえ外国で暮らさなくても英語を話すことはうまくなると思います。つまりこの自主トレが基本的に重要です。
その上で可能であれば、定期的に英語スクールに通うかオンライン英会話スクールでレッスンを受けて日頃の成果を試すのが望ましいと思います。いわば家庭は「自主練」、英会話スクール等は「本試合」って感じです。
おかげさまで自分はこういった練習のおかげで現在英語のスピーキングはCERF(セファール)でどうにかC2レベルに至っています。皆さんも適切な取り組みでスピーキングの上達ができます。
この記事がお役に立てたら幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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