並べ替えから考える大切なこと
2023/10/5
こんにちは!社会科の指導をしているたかふみです。本日は歴史の問題形式の定番のひとつである並べ替えについてお話します。
おそらく多くの方が並べ替えを苦手としているでしょう。出来事を正確に覚えるだけでも大変なのに、その順番まで答えさせるわけですからね。
もちろん、攻略するために年代を覚えたりするわけですが、試験になると間違って解答しまい、「あれだけ時間かけたのに…」とガッカリしてしまうこともあるでしょう。
そこで伝えたいのは、いきなりすべてを並べ替えようとしないことです。
並べ替えの問題は4つの出来事が提示されていることが多いと思います。つまり、4つ同時にいきなり向き合うのではなく、まずは2つだけで向き合ってみてください。すると、「こっちの方が先だな…」と自分なりに選べると思います。そこから、残りの出来事を1つずつ間に入れていくやり方を実践してみてください。
この方法は並べ替えだけでなく、年表を使った問題「年表の〇〇の期間に入る出来事を選べ」系の問題の訓練にもなり、大変効果的です。
ひとつひとつに向き合いながら正解に近づいていく。生きる上でも大切ですよね。
大袈裟かもしれませんが、社会科の問題を分析することは、そういう勉強をすることにもつながります。というより、つながるという意識を持ってもらうことが、有意義な学習になると私は思います。社会科の理解を深めるだけでなく、物事への向き合い方への理解を深めるためにも、並べ替えから逃げずにいきましょう!
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