総合型・学校推薦型対策

介護職員不足

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2024/2/23

説得力のある小論文を書くには、出題される分野の関連知識を積み重ねることが必要です。高校3年に進級したら、早めに知識を蓄え始めましょう。ここでは毎回新聞記事を取り上げ、小論文に活用できるポイントを抽出していきます。今日の記事は、2024年1月27日の日経新聞社説「報酬改定をテコに介護の強靱化を急げ」です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK255R30V20C24A1000000/

記事の要点は以下の通りです:

1. 2024年度の介護報酬改定が決定。

2. 職員の処遇改善が重視されているが、人材流出の危機的状況は依然として不透明。

3. 厚労省は報酬改定で介護職員の平均月収を24年度に約7500円、25年度に約6000円増加させる見込み。

4.事業者は報酬増額だけでなく、経営改革を行い、賃上げを実現すべき。

5.テクノロジーの活用や経営規模の拡大を推進し、業務効率化を図る必要がある。

6. 介護の経営規模の拡大や連携・統合を促進し、運営コストを低減すべき。

7. 介護報酬の増額は介護保険料の引き上げにつながるため、制度の持続性を高める改革も必要。

8. 負担と給付の見直しを行い、負担能力を考慮した制度改革が求められる。


小論文の課題で、例えば、以下の課題が出題された場合、どう料理しますか?

「少子高齢化に伴い、将来ますます介護職員不足が深刻化する。それに対するあなたの対策案を600字以内で述べよ。」

この課題に対して、「介護職員の処遇を改善すべきだ!」的な論述をだらだら展開しても、薄っぺらい小論文にしかなりません。それに対して、経営改革、テクノロジーの活用、経営規模の拡大、業務効率化等の知識が頭の中の引き出しにストックされていれば、力強い説得力のある小論文が書けます。

入試本番に向け、親御さんにも協力してもらい、ニュースや新聞記事で関連知識をストックしていきましょう。

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