オンライン家庭教師マナリンク
算数

「解き直ししない=模試代をドブに捨てる」?99%の受験生が無駄にしている貴重なチャンス

2025/3/18

「解き直ししない=模試代をドブに捨てる」?99%の受験生が無駄にしている貴重なチャンス


模試を受けたら、その後どうしていますか?

✔ すぐに点数や偏差値を見て、一喜一憂するだけ

✔ 解答解説を軽く見て、「ふーん」と思って終わる

✔ できなかった問題を「なんとなく」解き直す

…もし、こんな感じで模試を終えているなら、それは 「模試代をドブに捨てている」 のと同じです。

模試は単なる実力測定の場ではなく、成績を劇的に伸ばすための貴重なチャンス!

しかし、多くの受験生がこの機会を無駄にしているのが現実です。

99%の受験生がやっていない「本当に意味のある解き直し」 について、この記事で詳しく解説します。


1️⃣ 模試を受けるだけでは、成績は上がらない

多くの受験生は、模試の結果を見て、次のどちらかの反応をします。

しかし、点数や偏差値に一喜一憂するだけでは、模試の本当の価値を活かせません。

模試は「受けること」が目的ではなく、**「解き直して、弱点をつぶすこと」**が本当の目的です。

点数が良かった人も悪かった人も、模試後の行動次第で成績の伸びが変わります。

では、どうすれば「模試を最大限に活かす」ことができるのでしょうか?


2️⃣ 99%の受験生がやっていない「解き直しの本当の意味」

模試の解き直し=「できなかった問題を解き直すこと」だと思っていませんか?

実は、それだけでは不十分です。

本当に成績を上げるためには、「解き直しの質」を上げることが重要です。


「ただ解き直すだけ」の落とし穴

よくある間違った解き直しのパターンは、

✔ 間違えた問題をもう一度解いて、「あ、今度はできた!」で終わる

✔ 解説を読んで「なるほど~」で終わる

これでは、次回似たような問題が出たときに、また同じミスをする可能性が高いです。




3️⃣ 成績が伸びる解き直しのポイント

本当に意味のある解き直しとは、「なぜ間違えたのか」を深掘りし、次に生かせるようにすることです。


解き直しで確認すべきポイント


1️⃣ 知識不足が原因なのか?解き方のミスなのか?

 → そもそも知らなかったのか、知っていたのに解けなかったのかを分類する。

2️⃣ 間違えた原因は何か?

 → 「計算ミス」「勘違い」「解法の理解不足」「時間配分ミス」など、具体的な原因を特定する。

3️⃣ 次に同じミスをしないためにはどうするか?

 → 「どうすれば防げるか」を言語化し、具体的な対策を立てる。

4️⃣ 解き直しを最大限に活かす3ステップ

模試の解き直しを「意味のあるもの」にするために、以下の3ステップを実践してみてください。

ステップ1:間違えた問題を分類する

間違えた問題を、次の4つに分類します。

「なんで間違えたんだろう?」を意識すると、次に同じミスをしにくくなります。

ステップ2:類題を解いて、本当に理解できているかチェック

模試の問題を解き直して「できた!」と思っても、それだけでは不十分。

類題を解いてみて、本当に理解できているかを確認しましょう。

参考書や問題集の類題を解く

問題を少し変えて、自分で作ってみる

「一度解いた問題が解ける」だけで終わらず、応用がきく状態を目指しましょう。

ステップ3:「模試ノート」を作る

間違えた問題や学んだことを記録し、次回の模試前に見返せるようにしましょう。

「間違えた理由」と「次に生かす方法」を書く

テスト前に見返して、同じミスを防ぐ

特に、受験直前期に見直すと、「過去の自分が苦しんだポイント」が分かり、ミスを最小限にできます。

5️⃣ 解き直しをすれば「模試1回=参考書1冊分」の価値がある

模試を適切に解き直せば、1回の模試で**「参考書1冊分の学び」**を得られます。

しかし、ほとんどの受験生がこのチャンスを活かせていません。

「模試を受ける」ことが目的ではなく、**「模試を使って自分を成長させる」**ことが大事。

解き直しを怠ることは、模試代をドブに捨てるのと同じ。


今後、模試を受けた後は必ず「本当に意味のある解き直し」を実践し、成績を伸ばしていきましょう!

このブログを書いた先生

算数のオンライン家庭教師一覧

算数のブログ

小学生の算数、実はゆとり教育の頃よりずっと"重い"です⚡

最近の算数って、私たちが習った頃より難しすぎるのでは?そう感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると——今の算数は“ゆとり教育の頃”と比べて、明らかに量も難しさもアップしています。現場で子どもたちを見てきた実感としても、そして実際の指導要領の変化を追ってみても、この10〜15年で算数の内容は“質も量も大きくアップ”しています。📃ゆとり教育(2002年~2011年頃)当時の算数は、どちらかというと「基礎・基本をゆっくりしっかり」という方針でした。・単元が今より少ない・文章題はシンプル・授業スピードもややゆっくりそんな印象でした。「一度つまずいても、なんとなくついていける...続きを見る
えりの写真
えりオンライン家庭教師
2025/11/30

算数の問題を解剖する—「処理」と「思考」の狭間で

多くの保護者の方、あるいは生徒さん自身が、「算数が苦手だ」と口にします。しかし、その悩みを聞いていると、少し不思議な感覚に陥ることがあります。「算数」という巨大な敵と戦っているようでいて、実はその正体が何なのか、誰もはっきりとは見ていないような、そんな感覚です。今日は、ある興味深いデータを元に、算数の問題を「解剖」してみたいと思います。敵の正体がわかれば、戦い方も自ずと決まるものですから。時間が支配する5つの世界中学入試の算数は、1問あたりにかけられる時間によって、明確に性格が異なります。これを混同してしまうと、マラソン大会で全力疾走をするような、あるいはその逆のような、非効率な事態に陥ります...続きを見る
ヒロユキの写真
ヒロユキオンライン家庭教師
2025/11/26

【中学受験算数】 過去問演習で成績を伸ばすための基本戦略

受験勉強の中でも、過去問演習は非常に重要なステップです。実際の試験形式や出題傾向を把握し、時間配分や解答力を養うことができるため、効率的な学習には欠かせません。しかし、ただ闇雲に過去問を解くだけでは効果が薄くなるため、効果的に活用するためには注意すべきポイントがいくつかあります。今回はごく基本的な事柄ではありますが、中学受験算数の過去問演習を効果的に行う際のポイントと注意点をまとめました。1. 制限時間を守る、でも最後まで解く:過去問演習では本番の試験と同じ制限時間を守ることが大切です。時間配分の感覚を身につけることで、本番でも焦らずに解けるようになります。ただし、時間内に解けなかった問題があ...続きを見る
武田の写真
武田オンライン家庭教師
2025/11/18

「午前4時の計算ドリル」は精神論か? 中学受験の朝勉を、合理的に分析する。

こんにちは。オンラインで個別指導をしているヒロユキです。神奈川で塾を経営しつつ、岐阜からオンラインで指導を届けています。もう10年ほど、中学受験や高校受験の世界に携わってきました。さて、今日は「朝の勉強」について、少し分析的なお話をしてみたいと思います。午前4時の計算ドリルと、時差ボケの話。中学受験の世界には、いくつかの「神話」が存在するように思います。「あの塾のテキストさえ完璧にすれば受かる」とか、「睡眠時間を削って勉強するのが美徳だ」とか。その中でも根強いのが、「朝勉信仰」ですね。 早朝、まだ薄暗いうちに起きて勉強するのが良い、というものです。これは果たして、単なる精神論なのでしょうか。そ...続きを見る
ヒロユキの写真
ヒロユキオンライン家庭教師
2025/11/12

中学受験・算数の壁を超える「賢いどろくささ」のススメ。なぜ最上位層は「かっこいい解法」に頼らないのか?

中学受験の算数指導をしていると、多くの保護者様からこんなご相談を受けます。「うちの子は思考力はあるはずなのに、ケアレスミスで点を落とします」 「難問は解けるのに、なぜか点数が安定しません」 「スピードを意識するあまり、焦って間違えてしまいます」先日、非常に優秀なある生徒さんの初回授業を担当した際、まさにこの「才能はあるが、得点に結びつきにくい」という壁に直面している様子が見られました。しかし、この壁を乗り越える方法は実にシンプルです。 それは、「かっこいい解法」の罠から抜け出し、本当の意味で「賢い」勉強法を実践することです。今日は、私がある生徒さんに指導し、最上位層の生徒たちが当たり前のように...続きを見る
ヒロユキの写真
ヒロユキオンライン家庭教師
2025/10/30

AIに自分の授業を分析させてみた

近頃、人工知能、いわゆるAIというものが随分と話題になっているようです。何でも分析し、人間が見落としがちなパターンを発見するなどと聞きます。そこで、ふとした好奇心から、僕自身の授業記録(もちろん、個人が特定できないよう配慮した上で)およそ50本分をAIに分析させてみることにしました。指導者としての自分自身を、客観的な目で観察してみようという試みです。結果ですか? なかなか興味深いものでした。まるで、自分の行動パターンを詳細に記述した観察記録を読んでいるかのようでしたね。AIが僕の指導についてどのように分析したのか、少しまとめてみることにしましょう。AIによる「ヒロユキ」の指導スタイルの分析 🤔...続きを見る
ヒロユキの写真
ヒロユキオンライン家庭教師
2025/10/26

この先生の他のブログ

木村の写真

偏差値50→60に爆上げさせるための算数・解法戦略5ステップ

2025/10/8
――“量より質”で思考を鍛え、得点力を一気に引き上げる戦略――偏差値50から60。数字にすればわずか10ですが、この「10の壁」が最も厚く、最も伸びにくい領域です。多くの受験生がここで足踏みし、「勉強しているのに伸びない」「解けるはずなのに点が取れない」と悩みます。だがこの壁を超えた瞬間、算数の世界...
続きを読む
木村の写真

難関校合格を決めるのは“10月以降”──数学で逆転するための最終ロードマップ

2025/10/7
はじめに:10月以降にこそ勝負が決まる理由多くの中学生にとって、3年生の10月という時期は、「残り時間」がはっきり見えてくるタイミングです。多くの教科で総復習や入試問題演習にシフトし始めますが、数学においても「ここからどう仕上げるか」が合否を左右します。9月以前で基礎固め・弱点発見をしてきたとしても...
続きを読む
木村の写真

共通テスト数学の対策こそ言語化を意識せよ!

2025/8/24
はじめに大学入試共通テストにおける数学は、多くの受験生にとって最大の壁です。「公式を覚えたはずなのに解けない」「模試では時間が足りない」「ケアレスミスで点が伸びない」——そんな声を毎年耳にします。こうした悩みの根本にあるのは、思考の整理不足です。ただ問題を解くのではなく、自分の頭の中の考えを「言語化...
続きを読む
木村の写真

成績急落からの逆転ストーリー——停滞の夏を抜け出した生徒の実話と伴走アドバイス

2025/8/20
■ 停滞の夏、成績急落の現実高3の夏。模試の判定はE判定。特に数学は苦手意識が強く、テストのたびに空欄が目立つ。授業は聞いているつもりでも「解ける問題」と「解けない問題」の差が広がり、自分の努力が空回りしている感覚に陥っていた。今回紹介する生徒Aさんも、そんな状況に苦しんでいました。春までは「平均点...
続きを読む